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「はぁ〜さむいね…」


突然聞こえた声に少し驚いて横を振り向くと、
何時のまにか山口がいた。

ヤ「よっ♪…こんなとこにいたのか。っどうだ、久しぶりの学校は(笑)」

竜「…別に」

ヤ「別にぃどうなんだっ。別に、何でもないよ?とか、別に、どうでもいいよとか、日本語は正しく使えよ?(笑)」


ウザったくなってきて、振り返って山口を睨んだ。

大抵の奴はこれで怯む。


竜「っ…お前さぁ、何であんな喧嘩強ぇんだよ」

ヤ「え゛っ」


俺をアイツ等から助けてくれたのが(まぁ助けてもらったなんてこれっぽっちも思ってねぇけど)山口だった。


一人で20人ぐらいの輩相手にしてた。

しかもそいつら全滅。


竜「お前どこで喧嘩覚えたんだよ 。」

ヤ「何のハナシだよっ(笑);お前っアイツ等にボコボコにされて倒れてる間に、夢でも見たんじゃないのかぁ!?♪こんなにか細くて可愛くてナイスバディなこのあたしが、喧嘩に強いワケないじゃないか♪」

竜「ナイスバディと喧嘩になんの関係があんだよ。」

ヤ「…汗)ないっ…か。」

竜「しかもっ…ナイスバディじゃねぇし。」

ヤ「!っ……」


これ以上関わると頭が痛くなりそうだったから屋上をあとにした。







ヤ「…北風が寒いっ…」




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