page2 「はぁ〜さむいね…」 突然聞こえた声に少し驚いて横を振り向くと、 何時のまにか山口がいた。 ヤ「よっ♪…こんなとこにいたのか。っどうだ、久しぶりの学校は(笑)」 竜「…別に」 ヤ「別にぃどうなんだっ。別に、何でもないよ?とか、別に、どうでもいいよとか、日本語は正しく使えよ?(笑)」 ウザったくなってきて、振り返って山口を睨んだ。 大抵の奴はこれで怯む。 竜「っ…お前さぁ、何であんな喧嘩強ぇんだよ」 ヤ「え゛っ」 俺をアイツ等から助けてくれたのが(まぁ助けてもらったなんてこれっぽっちも思ってねぇけど)山口だった。 一人で20人ぐらいの輩相手にしてた。 しかもそいつら全滅。 竜「お前どこで喧嘩覚えたんだよ 。」 ヤ「何のハナシだよっ(笑);お前っアイツ等にボコボコにされて倒れてる間に、夢でも見たんじゃないのかぁ!?♪こんなにか細くて可愛くてナイスバディなこのあたしが、喧嘩に強いワケないじゃないか♪」 竜「ナイスバディと喧嘩になんの関係があんだよ。」 ヤ「…汗)ないっ…か。」 竜「しかもっ…ナイスバディじゃねぇし。」 ヤ「!っ……」 これ以上関わると頭が痛くなりそうだったから屋上をあとにした。 ヤ「…北風が寒いっ…」 . [*前へ][次へ#] |