page4/8 さっきまで亀を抱き締めていた手をまじまじとみつめる。 蘇る 清潔感溢れる香りと サラサラした、 栗色の髪の毛…。 「っあ゛ぁ゛━━━っ!だから亀だって!!浮気してどーする!っじゃなくって先ず男だって!!有り得ないからっ!!」 足地団駄させた。 「俺は女の子大好きなんだろ!?そうだろ!?俺!亀はおっ…」 女の子と同じ位置にいる……? 「はっ(笑)まぁっさか(笑)ないないない!そぉ〜れはないよ赤西君!」 自分と話しながら一人で帰ってる姿って、ハタから見たら変質者だよなぁ…。 でもその時の俺にそんなこと考えてる余裕なかった。 「ただぁ〜ぃ…‥」 「おっ!仁お帰りぃ〜♪」 空がまた今日も、 当たり前の如く俺の家にいた。 一瞬胸に過ぎった罪悪感。 なんで罪悪感なんか感じてんだよ、俺‥。 「ねぇなんか進展あった!?」 「亀が…痴漢にあったって‥今日。」 「ぇ…それは正しく、直に触られたとか…?」 正しくって何だよ…。 …? ってか! 「何ですぐわかんの!?」 「あっ図星?だって色んなサイトさんでよくでてくるネタだもん。」 「…ネタって何だよ。」 「えっ?」 「亀がどんだけ傷ついてんのか!「あれれ?仁君なぁ〜んでそんなムキになってんのかなぁ〜?(笑)」」 「っ…!」 . [*前へ][次へ#] |