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side K
『知らねーよ……』
また怒らせた……。
はぁ…やっぱ自分に都合いい風には出来てないんだなぁ…人生。
あのあと何事もなく撮影は順調に進み、今衣裳から私服に着替えてる。
『今日で撮影終わるんだし、誘ってみれば?』
『ぇ‥なにを?』
『飯だよ。』
聖に言われた言葉が頭を巡る。
どうやって誘おう…
だって、
嫌われてたらどうする?
会話弾まないし…
そーだよ何話すんだよ。
蘭のこと?
いや、別に聞きたくもないだろう。
あっぴぃのこと…!
っは…親友だもんな。
なんでも知ってるか。
っあ━━!
んなことグダグダ考えてないでとりあえず誘えばいいんだ!
そう思ってグッと鞄をにぎりしめて、振り返って……
「あ──」
―♪〜♪〜
赤西を呼ぼうとしたら、俺の携帯が行くなと言うように鳴った。
着信者はぴぃ。
「っ……もしもし?」
『亀ぇ?久しぶりぃ〜♪』
「久しぶり……」
『っなんか元気ないね』
「っうぅん!そんなことないよ?んで、どしたの?なんか用があって電話してきたんだよね?」
「あっそうそう。誕生日のお祝いまだしてなかったから、今日あたりどうかなぁって」
「えっ…ぅん……」
赤西の方を見ると、赤西と目が合って、赤西の方から目をそらした。
『なんか…他に用事ある?』
「っうぅん!ない!このあと家に帰ろうって思ってたから(^ー^)」
『じゃあお酒も飲めるし、バー連れてってやるよ(^ー^)』
「わかった(^ー^)待ち合わせ場所どこにする?」
『俺車で迎えに行くよ亀いる場所らへん一回行ったことあんだ』
「ほんと?ありがと(^ー^)じゃあ待ってるね」
『はいよ〜』
結局、ぴぃと約束してしまった。
ダメダメだなぁ〜って思いながらため息をついた。
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