page7/9 side K 『知らねーよ……』 また怒らせた……。 はぁ…やっぱ自分に都合いい風には出来てないんだなぁ…人生。 あのあと何事もなく撮影は順調に進み、今衣裳から私服に着替えてる。 『今日で撮影終わるんだし、誘ってみれば?』 『ぇ‥なにを?』 『飯だよ。』 聖に言われた言葉が頭を巡る。 どうやって誘おう… だって、 嫌われてたらどうする? 会話弾まないし… そーだよ何話すんだよ。 蘭のこと? いや、別に聞きたくもないだろう。 あっぴぃのこと…! っは…親友だもんな。 なんでも知ってるか。 っあ━━! んなことグダグダ考えてないでとりあえず誘えばいいんだ! そう思ってグッと鞄をにぎりしめて、振り返って…… 「あ──」 ―♪〜♪〜 赤西を呼ぼうとしたら、俺の携帯が行くなと言うように鳴った。 着信者はぴぃ。 「っ……もしもし?」 『亀ぇ?久しぶりぃ〜♪』 「久しぶり……」 『っなんか元気ないね』 「っうぅん!そんなことないよ?んで、どしたの?なんか用があって電話してきたんだよね?」 「あっそうそう。誕生日のお祝いまだしてなかったから、今日あたりどうかなぁって」 「えっ…ぅん……」 赤西の方を見ると、赤西と目が合って、赤西の方から目をそらした。 『なんか…他に用事ある?』 「っうぅん!ない!このあと家に帰ろうって思ってたから(^ー^)」 『じゃあお酒も飲めるし、バー連れてってやるよ(^ー^)』 「わかった(^ー^)待ち合わせ場所どこにする?」 『俺車で迎えに行くよ亀いる場所らへん一回行ったことあんだ』 「ほんと?ありがと(^ー^)じゃあ待ってるね」 『はいよ〜』 結局、ぴぃと約束してしまった。 ダメダメだなぁ〜って思いながらため息をついた。 . [*前へ][次へ#] |