page8/9
信じられなくて
嬉しくて
思わずフリーズしてしまった。
頬には、涙の筋が一筋できていた。
すると亀が、俺の首に腕を回して抱き付いてきた。
「っ泣かないでよッ…」
「っ‥バーカ(笑)…お前も泣いてんだろッ…」
「そーだった…(笑)」
「…なぁ、」
「なに…?」
「仁って呼んで……昔みたいに」
「…仁…」
亀の体を少し離して、涙で濡れた、お互いの顔を見て笑い合った。
亀の涙を、
亀は俺の涙を拭った。
「亀…?」
「ん…?」
「キス‥してい?」
「…いいよ」
俺と亀は、何回もキスをした。
涙でしょっぱい
だけど、幸せの味がした。
「和也…愛してる…───」
翌日
「「おはよー」」
「あっれ、2人で出勤ですか?めずらし〜」
珍しく中丸が楽屋にいた(酷)
「まぁ、中丸がこの時間帯にいるのは奇跡だけどねぇ〜」
「ちょっ竜也くん?そりゃないんじゃない?ねぇ、」
「何のこと?」
「_│ ̄│◯!!」
中丸と上田の夫婦漫才のような光景を見て、亀は笑ってた。
―コンコン
「っ?はい」
楽屋のドアの真後ろに立ってた俺は、ノックの音がしてドアを開けた。
―ガチャ
「っぴぃ…」
.
[*前へ][次へ#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!