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ぴぃの言葉に身体が強張った。
「…だから」
「っうわ」
―ドサッ…
「こんなことした」
「…!ちょ、やっんぅ!」
両手首をベッドに押さえ付けられて、口唇を乱暴に塞がれてパニックになった。
「んんっ‥ぅ、んっ!っハァッハァッ‥ぴぃ…!やめてっ!」
「無理…」
「無理って…!っやだ、ぴぃ‥!」
―ガチャ
「っ…!」
「……」
「っ!ごめっ…!」
「っ違…!」
―バタン!
ドアが閉まったと同時にぴぃを突き飛ばした。
赤西にみられた…。
side J
トイレにこもって自分を落ち着かせた。
動揺しないで、いつも通りの俺でいけ。
そう思いながら廊下を歩いてぴぃの部屋のドアを開けた。
―ガチャッ
え……?
ぴぃが亀をベッドの上で押し倒してた。
頭が真っ白になって一瞬時が止まったように感じた。
すると、亀の首筋に顔を埋めていたぴぃが顔を上げて
今まで見たことないくらいの鋭い目付きで俺を見た。
「っ!ごめっ…!」
「っ違…!」
―バタン!
亀の否定の声が聞こえた。
けど
俺が今見たのは
紛れもない真実で、
それ以前に
俺は逃げることで精一杯で、
鞄も忘れて
ぴぃの家を飛び出して
ただひたすら走った。
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