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side J



亀は空の部屋に手当しに行ってぴぃの部屋でぴぃと二人きり。

どうしても視界に入ってくるベッド。

気になる。



「ベッドに‥したんだ」

「うん、ちょっと気分変えようと思って」

「お前まだ写真飾ってんの?」

「だって他に飾るもんねぇし」


だけどよく見ると俺とぴぃの写真がなかった。


「っ…あれっ俺とお前の写真は?」

「あぁ、机の上。」

「なんで取ったの?」

「取ったっつうか取れてて俺探してても見つかんなかったのに亀が見つけてくれてさぁ〜」

「えっ…。それ…いつの話?」

「こないだ亀と遊びに行ったとき」

「っ……」


少しの沈黙の後、ぴぃはベッドを見つめながら言った。


「…亀その日俺ん家泊まったんだ」

「…!」


やっぱり亀は
嘘をついてた。




―ガチャ


「っ!」

「あっ亀。大丈夫?」

「うん(^-^)もう平気。」

「っ…俺トイレ行ってくるわ」



亀とぴぃの空間だけが、何か違う。

ぴぃの背中が、俺に出てけって、亀は渡さないって訴えてるように見えて、いたたまれなくなった俺は適当な嘘ついてぴぃの部屋から逃げ出した。








side K



赤西が部屋から出ていった。


赤西が出ていく姿を自然と目で追ってしまってた。

ハッと我に返って振り返ったら、ぴぃと視線がかち合った。


視界に入った、ぴぃの隣にあるベッド。


真剣な顔で俺を見つめる。

やめて

そんな瞳で見ないで。


「っ…なにしよっかぁ」

「なぁ亀…」

「あ、これファンレター!?ちゃんと取ってんだぁ」

「俺やっぱり─」

「っダメ…!!…やめようよ‥‥忘れようって言ったじゃん」

「…だって俺‥忘れられるわけねーじゃん…」

「え…?」

「俺あの時、ホントはあんま酔ってなかった。」

「え…」

「だから、亀にキスしたのも亀を抱いたのも、全部俺の意志でやったこと」

「なんでっ…」

「俺…亀が好きだから」

「ぇ…?」

「…愛してる」




.

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