page4/6 side J 収録終了。 みんなで楽屋に戻って、次の仕事は雑誌撮影。 ただ亀だけはドラマの撮影で別行動になる。 いつもなら楽屋に入った途端騒がしくなるのに… 「「「「‥‥‥‥」」」」 「っ……υ」 田口、聖、上田、中丸の妙に突き刺さる視線。 それは亀にも向けられていた。 「「っυなんだよ!」」 亀とかぶった。 「「「「いゃ、なんでも…?」」」」 いや、不自然過ぎだから。 「υ…じゃあ俺ドラマ行ってくるから」 「おぅ!じゃぁなぁ〜」 亀が楽屋から出た途端、また俺の方をグルッと向いた。 「だぁから何だよ」 「亀なんでお前の匂いがしたんだ?」 中丸が眉間にシワを寄せながら聞いてくる。 「え?」 「そうそう。お前ら戻ってきたときから思ってた」 聖が中丸を見ながら頷いてる。 「はぁ?何の話だよ」 「香水だよ、赤西の」 田口がいそいそと私服に着替えながら喋る。 「ぇ……」 「香水かしたの?」 「ぇ、あぁまぁ…。」 「なんだ。じゃあ仲直りしたんだ」 上田が面白くなさ気にこたえた。 「まぁ……」 「でも珍しいな。亀が香水かしてなんて言うなんて」 違う。 多分抱きしめたときに匂いがついたんだ。 . [*前へ][次へ#] |