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side K
「お前に関係ねぇだろ!!!」
―ガタッ!
「「「「っ!?」」」」
いきなり赤西が怒鳴って立ち上がったから俺達は肩を震わせた。
「関係あんだろ…。メンバーなんだから。」
上田が立ち上がった赤西を睨みつけながら言う。
なに…?
なんでいきなり喧嘩なんか…。
「っ何の話…?ってか本番前に喧嘩はやめねぇ?」
聖が二人を止めに入った。
「まぁいいや…。でも、ちゃんと話し合えよ。」
「っ‥チッ…。」
舌打ちをすると、赤西は楽屋を出て行こうとした。
「赤西どこ行くんだよ!もうリハ始まんぞ!」
「すぐ帰ってくるよ」
そういうと赤西は勢いよくドアを閉めて出ていってしまった。
「なんだぁれ…」
「上ぷ、なんで赤西怒ってんの?」
さすがの田口もゲームの手を止めて上田に聞いた。
「ぅん…亀?」
「っなに?」
「昨日赤西に何された?」
「えっ…」
「お前昨日赤西ん家行ったんだろ?」
「あ‥いゃ…。」
やばい。
思い出したら顔が熱くなってきた。
「っ別に何もないよ?っやっぱり俺周りに迷惑かけたくないから赤西呼んでくる。」
「ちょ、亀」
俺はみんなに赤くなる顔を見られないようにして、早口で喋ると慌てて楽屋を出た。
なんかいろいろ怪しかっただろうな…。
さっきの俺。
side J
俺はテレビ局によって誰にも邪魔されない休憩場所を作ってるからいつもそこに行く。
そして今も…
「はぁ…」
今日は7月だってのに梅雨の時期のようにじめじめした天気だ。
肌に湿気がまとわり付く。
イライラしてタバコを一本取り出すと口に加えた。
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