The Answer
一方のハルヤは、ブラの存在に気づいてそれを見ていた。
「こっ、これはなんだ…?
コトミンの…?」
アリアやネネを知っているハルヤは、これは津田家独特の飾りなのではないかとか、罠なのではないかとか思ってしまっている。
もう正常な感覚ではない。
「だ、誰もいないし、ちょっとだけ…。」
ハルヤとて思春期。
ちょっと触ってみたくなるもの。
この卑猥な考えから、そのブラをそっと掴むハルヤ。
するとハルヤは、ブラが温かいことに驚いた。
(なんで!?
俺いま、手暖かいのに、なんで!?)
コトミの脱ぎたて。
そんな妄想が脳内を駆け巡り、ハルヤはそのブラに鼻をそっと近づけた。
(こ、コトミンの…。
これは確実…?
と言うことは、アイツ今ノーブラ?
欲情中!?
いや待て、何で!?
待て待て!
俺ただの変態やん!)
コトミの匂いが漂ってきた。
生暖かい女性の下着。
香る匂いに広がる妄想。
思春期男児のエロいスティックは、呆気なくピークまで長さを伸ばした。
(俺サイテー…。)
ハルヤはしばらく、勃起を隠せずトイレから出られなかった。
最早コトミの思惑などではない。
さて、なんとか収めたハルヤはトイレから出て、コトミの元へと向かう。
そして、ハルヤは元いた部屋のドアを開けた。
「おまたせ…。
…!?」
「おかえり、ハルヤ。」
ハルヤを待ち構えていたのは、M字開脚で淫らなぬれぬれパンツを晒したコトミだった。
シミができ、明らかに変色した純白パンティが、ハルヤの目に飛び込んで来る。
笑顔で床に座り込む彼女を、ハルヤはスルーしてソファーに座り込む。
「さて、続きしようか。」
正直気が気でない。
展開がエロすぎる。
明らかに欲情してるメスの下着ではないか。
それを意識してしまった彼のエロいスティックは、再膨張を開始する。
するとコトミは、彼の前に立ちはだかった。
「ドラゴン倒しちゃったし、ゲーム変えない?」
(ハルヤ、私のブラ堪能してくれた?)
「!!」
そしてハルヤは見てしまった。
ノーブラで、胸ポッチ状態になっているメスの姿を。
不自然な突起が、彼の目に焼き付いた。
(やっぱりノーブラ!?
どうしたコトミン!?)
焦り、興奮し、エロい考え事をひた隠すハルヤ。
コトミはその様子を見て、更に攻勢を強める。
「ねぇ、どうする〜?」
ハルヤの真横に座り、激しいボディタッチをする。
右半身に感じるコトミ、生温かかったブラ、濡れた純白パンツ、ノーブラのコトミ。
この状況にハルヤは薄々気付いていた。
いや、もう薄々でもない。
ほぼ確信犯だと思っていた。
「ど、どうしたい?」
顔が強張るハルヤ。
恐らく、今押し倒しても大丈夫だろう。
ただし、自信がなかった。
シたことがないわけではない。
が、目の前にいるのは友人の妹。
タカトシが不在の間、遊んでいる彼の妹。
それでも、メスを意識してしまうのだった。
「んー?
愉しければ何でもいいよ。
私はいつでもできるから、ハルヤが選んじゃって。」
「!!」
彼の腕を掴むと、めくれかけのスカートから望む太ももへ手をやった。
「…。」
温かい。
心臓も、息子も、手も、脳内も。
彼の答えは、出た。
「コトミ、お前…。」
「あん…。」
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