私は此処に残る
棺の中では
嘯く言葉も必要無い
空がとても早い
一切が
私を取り残す
かみさまにさえ忘却され
(ごめんね何も知らなくて)
ひしゃげた蛙
泥のように
目玉をとろかす
私 に触れる私 が在れば
大抵のことは満足だ。
落下する意識と引き換えに躰が浮遊する
刹那の
私はもう長いこと
ずる休みをしている。
私は此処に残る
(私は此処に居る)
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