ｱｲ☆ｷｬﾝ☆ﾌﾗｲ
ばいばい
別に君が何をしようが
誰と居ようが
構いはしないよ
指先に微かに触れたのは
透き通る程の
きれいな矛盾だけ
もし過去を消し去る事を
望むのなら
芽生えてしまった感情を
この手で握り潰そう
砕け散った
灰色の破片を
残らず全て飲み込んだ
君にはどうか
笑って居て欲しいと思った
いつかいつか
今日の日のような
強い雨の匂いと
ヘッドフォン
君の大きい手
ふと気付けば
全部何処にも無いよ
あたしは此所から
動けずにいるよ
別に裏切られたとか
嘘吐いたとか
思ってはいないよ
指先に微かに伝わるのは
生温い六月の雨音と湿度だけ
もし今日とゆう日に未来を望むのなら
腐りかけてしまった信頼に
沢山の水を注ごう
枯れていった
あたしの涙は
もう何処にも見当たらない
ひねくれてないで
本当は素直に笑ってみたいよ
いつかいつか
今日の日のような
揺れる木漏れ陽と
水玉のｽｶｰﾄ
繋いだ手と手
ふと気付けば
全部何処にも無いよ
あたしは此所から
進めずにいるよ
ふと気付けば
枯れた筈の涙が溢れてた
でも全部何処にも無いの
探しても此所には無いの
あなたとの儚い思い出は
知らない間に消えてしまった
全部全部何処にも無いよ
あたしは此所から
動けないよ
動けないよ
動けないよ
此所から動けないよ｡
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