The.Last.Days
時は流れて
少しずつ時は流れて裕美子もやがて島をでて街で一人暮らしを始めていた。
年ごろの普通の女の子で、好きな人もできたらしい。
ごく普通のありきたりの日常の時間が、そこにはありました。
ある日、裕美子は‥
「今日も無事に仕事も終わったわ!」
とつぶやき現在の住まいのマンションへ帰宅しました。
お風呂はゆっくりと癒しの時間が流れてゆきます。
風呂あがりに長い黒髪を、たばねて夜もこうしてふけてゆく
やがてベッドへ良い気分でうたた寝をしてしまいます。
裕美子の想いでのココロの片隅の中にある記憶。
幼いころに 父や近所のおじいさんやおばあちゃんから聞いた地方の民話。
とある、生まれたその島に昔から伝わるとされる伝説
島の人びとたちは伝説(史実)をよく家人に語り聞かせていたのです。
そして親から子へ語り聞かせていく物語りだった。
裕美子も父から物語をきいて育ったのですから
この伝説の話しは代々と伝えられてきたものであるから
裕美子は伝説の昔ばなしを思いだしながら夢のなかでは島に帰ってました。
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