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∞陰陽道探究∞
九星(きゅうせい)
いい星のもとに生まれた
という言い回しがあり
ますが、その星は元々は


陰陽道の本命星(ほんみょうせい)を意味していました。

本命星とは、その人が
生まれた年に*[九星]の
中央に配置される星の
ことです。

その本命星は10年の
あいだに西北から東南を
めぐって中央に戻ります。
この循環に、ともなって
個人にまつわる吉凶の
方位が変化するわけです。
例えば、その年に本命星
のある方位と正反対の
方位は本命的殺
(ほんみょうてきさつ)
とよばれて大凶の源と
されてます。

陰陽道が定めて季節や
日時など方角と統合をし
占術で判断して吉や凶に
なる場所、時、日にちに
は平安の人の冠婚葬祭
人生のなかのあらゆる
場面で応用しました。


*[九星術]
陰陽道では木火土金水の
五行や十干・十二支・八卦
に割り当てて(九星図)を
作成し人の生年や方位に
当てて運勢や方位の吉凶
を視る(占う)

その星(基準)を人の
生まれた年にあてはめ
性格、運勢、家相などの
吉凶の判断を占う。

陰陽道ではべつの方角を
経由して大凶を消去させる
方違えが行なわれました。
凶方を避けて克服する
陰陽道の方位術であり
目的地が凶の場合には
遠回りして目的地が
凶方にならない方角
から来る入る事です。


また、個人の本命星に
かかわらず、陰陽道では
金神(こんじん)がいる方位
は万人にとっての大凶の
方位とされ、つまりは
万人にとっての本命的殺
なんです。

つまりは九星とは
中国から伝わり陰陽道を
通じて広められた、
運勢や吉凶を占う基準の
星(天体とは関係なし)
なんです。


九星は次の「魔方陣」が
起源となっています。

┏━━━┓
┃四九二┃
┃三五七┃
┃八一六┃
┗━━━┛

縦・横・斜めの、いずれの
列についても3つの数字
の和が15になるという
ものであり

1から9までの数を1回
ずつ使う3×3個の
魔方陣は回転及び対称を
除けば、この形しかない。

これらの数字に
白黒碧緑黄赤紫の7色と
木火土金水の五行
十干、十二支、易の
八卦を配当し、この数字
が順次場所を変えた場合
を考え、それに解釈を
加えて「九星」ができた。

伝説では、夏王朝を創始
した禹が洛水
[黄河の支流の一つ]
を通りかかったときに
川の中から飛び
出してきた神亀の甲羅に
描かれた模様から、この
魔方陣を思いついたと
いう。

よってこの魔方陣を
洛水の書(河図洛書)と
いう。

つまり(九星きゅうせい)
とは運勢や吉凶を占う
基準の(星)
一白(いっぱく)
二黒(じこく)
三碧(さんぺき)
四緑(しろく)
五黄(ごおう)
六白(ろっぱく)
七赤(しちせき)
八白(はっぱく)
九紫(きゅうし)
の九つをいいます。

『九星』
……………………………
一白(いっぱく)五行
では水に属す
本位(八卦)は
乾(けん)北とする。
色は白、(一白水星)
……………………………
二黒(じこく)五行
では土に属し
本位(八卦)は
坤(こん)西南とする。
色は黒(二黒土星)
……………………………
三碧(さんぺき)
五行では木に属し
本位(八卦)は
震(しん)東とする。
色は青(三碧木星)
……………………………
四緑(しろく)
五行では木に属し
本位(八卦)は
巽(そん)東南とする。
色は緑(四緑木星)
……………………………
五黄(ごおう)
五行では土に属し
本位(八卦)は
中央とする。
色は黄色(五黄土星)
……………………………
六白(ろっぱく)
五行では金に属し
本位(八卦)は
乾(けん)西北とする。
色は白(六白金星)
……………………………
七赤(しちせき)
五行では金に属し
本位(八卦)は
兌(だ)西とする
色は赤(七赤金星)
……………………………
八白(はっぱく)
五行では土に属し
本位(八卦)は
艮(ごん)東北とする。
色は白(八白土星)
……………………………
九紫(きゅうし)
五行では火に属し
本位(八卦)は
離(り)南とする。
色は紫(九紫火星)
……………………………

九星には3つの白の星と
1つの紫の星があるが、
これは陰陽道では吉の星
であって三白九紫と総称
された。三白九紫は
平安時代に代表的な凶神
であった、大将軍や金神
の凶を抑えることができる
とされていたが、ただ
「気学」が一般に広まった
現代では三白九紫を
もって吉の星とする
考えは
忘れられてしまっています

※「九星術」
年の九星は、たとえば
ある年が九紫だとすると
その翌年は八白というよう
に、1つずつ数字を
減らしていき、一白の
翌年は
また九紫になるように
換わっていく、これを
陰遁という

年の九星は立春をもって
切り替わる。
立春の前日の節分までは
前の年の九星となります。
年の九星には計算法が
存在し、西暦年数を9で
割った余りを11から引く
という計算法であります


(余りが0から余りが9と
置き換える
余りが1なら余りを10
と置き換える)

たとえば2007年は9で
割ると、割り切れるので
「11−9=2」となり
二黒土星ということになる
西暦の各位の数を足し、
その計算結果の数を
さらに各位の数に足し
これを繰り返して1桁に
なるまで行い、最後に11

から引くという計算法で

紀元後であれば、すべて
の年の九星を求められます

*月、日も詳しく絡みますが、説明は省略します



※「九星・気学」とは
生まれた年月日の九星と
干支・五行を組み合わせた
占術で、方位の吉凶を
知るために使われる事が
多い。九星術ともとに
まとめたもので、それ
以前の九星術と合わせて
九星・気学と総称される。

図[魔方陣]の如く、
3×3の正方形に1〜9
までの数字を入れると、
全ての方向に対して3個
の数字の和は15となる、
基本となる魔方陣・縦・横
、斜めのいずれも3個の
数は和となる1〜9の数
に「神亀」の背のの色と
称する(白黒碧緑黄赤紫)
の色を設定し
五行の「気」を割り
当てていく。

たとえばです…

……………………………
(一白水星)が水の気
(二黒土星)が土の気
(三碧木星)が木の気
(四緑木星)が木の気
(六白金星)が金の気
……………………………
これを、年・月・日に
それぞれ割り当て、規則
に基づいて巡回させる、

3×3の正方形において
中の位置を「中宮」と
称す、そこに年月日の
九星を配して
周辺の位置の九星を入れる
九星術では各人の生まれた
年の九星を、その人の
本命星と称する、生まれ
月によって定まる九星を
月命星といい、

それに対する
「占う年月日」との五行
の相関で吉凶を視る(占う)。


『九星の決め方』
次の規則により年月日の
九星が割り当てられる。


「年家九星」
基準年より一白、九紫、
八白、七赤…と年ごとに
順回する九星は九年で
1周し、干支は60年で
1周するので、九星と
干支の関係は180年
たてば同じ関係になる。

最初の60年を上元、次を
中元、最後を下元と称し
上中下三元180年で年廻りの九星の配当と運勢も
循環する。

現在の基準は元治元年
(1864年)甲子の年を
上元一白としている。


*九星術では各人の生まれた年の年家九星を
その人の本命星と称して
います。

「月家九星」
年家九星と同様に、各月
に九星を割り当て月ごと
に順回する、現在の基準
は元治元年(1864年)
甲子の年を上元一白と
している。

「日家九星」
1年の毎日に九星を割り
当てる。
冬至甲子(冬至に一番近い甲子の日)から
180日間は陽遁と称して
一白、二黒…九紫と日毎
にめぐる

夏至甲子(夏至に一番近い甲子の日)
から180日間は陰遁と
称し九紫、八白…一白と
逆に日毎にめぐる。


*次の規則を基本として
吉凶が占われます。

--九星の吉凶判断--
九星に附会した五行の
相生・相剋・相勝の理を
基本として当人の本命星
と年・月・日の九星との
相関によって決められる。

*次の規則を基本として
方位の吉凶が占われます

---九星と方位---
3×3の正方形において
中の位置を中宮と称して
そこに年月日の九星を配
する。

中宮を取り囲んだ八宮を
八角形で表して、真上を
「南」として決められて
います。



各位置の配置は基本となる
方陣から中宮の位置に
対する同じ数を滅じて
やれば求まる。

*九星術での特別の方向
と呼び名と意味。


+暗剣殺>対象九星の
「基本となる方陣」での
位置にあたる方位で、
万人に対して大凶の方位
とします。


+五黄殺>暗剣殺の反対
の方位、必ず五黄が入っている、万人に対して大凶
の方位とします。


+本命殺>その人の
本命星がある方位、その
人にとっては凶方位です
ただその年がその人の
本命星のとき、また本命星が中央にあるときには存在しない。

+本命的殺>本命殺の反対方向の方位、その人にとっては凶方位とします。


+歳破>その年の十二支
の反対側の方位。

月破>その月の十二支の反対側の方位。

※この、歳破は歳破神と
は別であるとする


『九星が象徴するもの』
……………………………
(一白水星)水。
全ての生命を育む力
……………………………
(二黒土星)
大地、どっしり構える
支える力
……………………………
(三碧木星)
雷。直感力。
……………………………
(四緑木星)
風。伝達力。
……………………………
(五黄土星)
地震。帝王。
……………………………
(六白金星)
宇宙。
……………………………
(七赤金星)
湖。
……………………………
(八白土星)
山。
……………………………
(九紫火星)
火。美しさ。
……………………………



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