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神の名鑑
稲荷神
稲荷神

稲荷大明神、稲荷神、稲荷大神を祀る稲荷社、ホコラは日本全国津々浦々にあります。

または各家の屋敷神として祀られ、その数は無数とされます。稲荷社は全国各地三万余社が祀られてるといわれてますが、屋敷神や家の神棚に祀られている稲荷社を含めると、おそらく五万を越えると推定されます。

祭神は伏見稲荷の祭神である、五穀を司どる(宇迦之御魂神/ウカノミタマノカミ・倉稲魂神)の敬称で翁神とも言われます。

伏見の延喜式・神名帳と山城国風土記には深く歴史が書かれてます。稲生りがイナリとなり、稲束を天秤でかついた翁像を神像としているところから稲荷の字をあてたとされてます。


三万余りある全国の稲荷神社のなかには、伏見稲荷大社の主祭神である(宇迦之御魂神/ウカノミタマノカミ・倉稲魂神)のほかに、豊宇気毘売神(とようけひめのかみ)・若宇迦売神(わかうかめのかみ)・保食神(うけもちのかみ)・大宜都比売神(おおげつひめのかみ)・御饌津神(みけつのかみ)などを祭神としているものもあります。
すべて、これらの神は食物を司る神です。


穀神、作神中世以降、工業が興り商業が盛んになるとともに、稲荷信仰も農耕の守護神だけでなく、殖産神、商業神と拡大していきました。
〈衣食住の大祖、万民豊楽の神霊〉と仰がれました。
神徳は五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、芸能上達など願いごとは何でも可能です

ところで稲荷神の神使すなわち眷属神の狐が口にくわえたり、尾に巻きついている宝珠は、火炎の玉なんです。
稲荷社の鳥居は赤く塗られているが、これも火炎を表現したものであります。

このことなどから稲荷神は五穀をつかさどる神ではあるが竃神(かまど)にも通じ、さらに竜神であるとも考えられています。

稲荷=狐は、冬から春にかけての狐の習性および農民と狐の交渉と、春、山を下りて田の神となり、秋、収穫祭のあと山へ帰り山の神となるという古代信仰が結びついて稲荷=狐の習合が結びついたとされ、稲荷は稲霊信仰と結びついたものである。

稲の神(倉稲魂/うかのみたま)は一名、御食津神(みけつがみ)ともいいます。

その音から三狐神(みけつがみ)とも書き、狐が稲荷そのものと考えられるようになった。

先にも書いたけど、狐は昔から神秘的な動物であったし、春から秋にかけて繁殖する習性が稲をはじめとする農作物の豊作にも通じていることからです。

稲荷の鳥居が必ず赤く塗られているのも、火炎を表現し、その火は浄火であります。

稲作→稲=お米=水=火=米を炊く=竃(かまど)

火は古来よりお米をはじめ農作物を調理するのに欠かせない。だからそれ故に
稲荷は稲荷神は五穀をつかさどる神ではあるが竃神(かまどがみ)にも通じ、さらに竜神であるとも考えられています。






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