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神の名鑑
不空羂索観音
【不空羂索観音】

不空羂索観音(フクウケンジャクカンノン)は、すべての人を救いとる羂索(縄)を持ち頭上に宝冠を載せている。

なぜ?この観音には左右二つずつ四つの手があるかというと(四しょう法)といって布施、愛語、利行、同事の四つの羂(縄)を張り索(釣糸)で救いとるということからです。

他に施し優しい言葉で語り相手にプラスになるように心がけ、お互いが喜べるようなことをせよ・と勧め。
顔の額の中心に第三の目ともいうべきタテの目がついており、観音とは観る事を重視する仏である。

■不空羂索観音の出自
不空羂索神変真言経、
■原名:アモグハパーシア
■特質:衆生教化
無病息災、罪障消滅
■続柄:変化観音の一


仏像のヒエラルキー(階級)の最高位にある如来の次位にある菩薩は、かって如来に到達するための求道者や修行者をさしてました。

インドから中国やわが国に伝わった大乗仏教や密教では、こうした歴史的な人物だけでなく如来のはたらきをより鮮明にするための個別化が行なわれ、尊ぶ人間側の受けとめ方に強弱があり如来の化身として多くの菩薩をつくりだした。

こうした観音を[変化観音]といい・その中心的存在である聖観音(ショウカンノン)は救いの手を差し伸べて人々の状況に応じて異なった姿や働きで現れるといわれてます。

一般的には十一面観音、千手観音、如意輪観音、馬頭観音などを指します。

これらの変化観音はインドで仏教が密教化していく過程でインド古来の多面多臂の神々の姿をとりいれたもので多くの顔や手足を持った異様な形をしています。



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