調教させて?
3
二日ぶりに訪れた恋人の部屋になんだかソワソワして落ち着かない。
そんな俺を置いて瞬は飲み物を持ってくるねと部屋を出て行ってしまった。 思わずしてしまった正座を崩せないまま、キョロキョロと部屋を見渡す。
片付けが苦手な瞬にしては珍しく綺麗に整理されている。脱ぎっぱなしになってる服はないし、本も本棚に入れられている。
まぁ、本当に入れられているだけってのが瞬らしい。上下が逆だったり巻数がバラバラだったり、それを部屋に来るたび俺が直すのが俺達の中で暗黙の了解になっている。
そんなわけで、今日も本棚の整理に取り掛かろうとして、見慣れぬ物体に釘付けになる。
制汗スプレー位の大きさのプラスチックのボトルには人工的なピンク色の液体が入っている。手に取って振ってみると、タプンタプンと音がした。裏返してみるとでかでかと貼られたラベルには…
『ラブローション イチゴ味』
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