[携帯モード] [URL送信]

カナヅチ
毎日の生活



それから1週間ほど過ぎた。


その間部活にはサボることなく毎日行っている。当初のあたしには考えられないことだった。


そんなあたしは水に浮きながら、手足をバタつかせて少しだけ進むことができるようになった。


茜は少しずつ体力がついてきてる気がする、と言ってる。



クラスでは少しずつだけど優実ちゃんと話すようになった。


やっぱり女子のグループというのはあるもので、優実ちゃんも例から漏れてはいなかった。


あたしは大抵茜と2人でいたし、優実ちゃんも別な子たちといたけど、たまに一緒に遊んだりしていた。


いつも思うけど、女子のグループほど厄介なモノはないだろう。



勉強も本格的になり出して、ついていくのに必死だった。


毎日くたくたになって家に帰って、夫婦喧嘩に巻き込まれるのも嫌だからすぐさま部屋に閉じ籠る。


それはそれで怒られてつくづく嫌になる。



こう考えてみると学生って忙しいなぁと改めて思った。


それなのに好きな人やら彼氏やらでまた複雑になるのは、あたしにはできないと思った。


今は恋愛は必要のないもので、しなくてはいけないことをこなすのに精一杯だった。



[→]

あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!