作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
幕間第20巻経過報告(サンプルあり)(2014/3/29)
古鉄≪えー、幕間第二十巻の方がなんとか仕上がり、メロンブックス様へ登録完了いたしました≫
恭文「苦労したよー。なお感想の方で話したとまと第四巻のリマスター収録などはないのですが」
古鉄≪ちょっとしたサプライズも入れております。というわけでネタバレは避ける形でサンプルです≫
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前回のあらすじ――チャンピオン、やっぱすげぇ。僕こと火野恭文、燃えてきました。もうゴーゴーだよ。
気合いが入りまくっていると、陽昇研究所の花形マツリさんからちょっと頼まれ事をした。なので。
「えー、メイドのみんな……明日は揃って僕とお出かけだよー」
仕事帰り、夕飯の場でロッテさん達と、元魔王エンジェルな三人に提案。当然みんな首を傾げるわけで。
なお今日の夕飯はじゃがいもコロッケ。ロッテさんのコロッケ、僕大好きなんだよー。素朴で優しい味でさ。
「えっとご主人様、それはなんで……あ、まさか五人同時に? もう、元気だなー。
ていうか明日って言わず、今からでいいじゃんー。アタシはいつでもOKだし」
「……ロッテさんがよくないハッスルをしているけど、そこは流して」
「ちょっとー!」
「ただこの件は春香達には内密。麗華も社長や伊織にはバラさないように」
念押ししながら、さくさくなコロッケをかじる。それからご飯をささっとかっこんだ。
「ちょ、ちょっと待って。え、どういう事? まずどこへ行くのよ。
マジでお泊まりデートして、私達全員とエッチってコースじゃ」
そこでみそ汁をすすっていた、ともみとりんが噴き出しかける。
……僕、そういう事するように見えるのかな。いや、した事はあるんだけど。
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恭文「じゃあみんなの意見は正しいよね! てーかアイツはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
古鉄≪あなたも見習いましょうよ。千早さんとか、響さんとか≫
恭文「無理だよ!」
(『それはお前が弱いからさ。ルールに縛られて戦う事しかできない、世界の残酷さに屈服した弱い男』)
恭文「やかましいわ! おのれはクッキングパパでもやっとけ!」
古鉄≪さらっと出てきましたね、DJサガラ。まぁ虚淵さん脚本な鎧武はともかく、次にいきましょう≫
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ビンゴ……一気に表情が変わった。そこでルージュさんは。
「……内密の話、なんです」
笑顔を浮かべ、そっと僕の首元へ腕を回す。更にメイド服に包まれた、大きめな胸を突き出してくる。
「だから、もっと近くに」
「近くじゃなきゃいけないんですね」
「はい。それに個人的にも、勇者様には……興味がありましたので」
「レオ閣下はいいんですか?」
「駄目なメイドとお笑いください。それより、胸の高鳴りが抑えられなくて……その手で、どうぞお確かめください」
言っている意味が分かって、少し顔を赤くしてしまう。
「た、確かめるというと」
「……これ以上、言わせないでください」
「ごめんなさい」
なので言葉を受け入れ、ルージュさんへ一歩踏み込む。
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古鉄≪なにしてるんですか、二期には出ていないメイドさんに≫
恭文「あれ、そうだっけ」
(蒼い古き鉄、もうアレにはツッコまないらしい)
恭文「とにかくDOG DAYS編も更に暴走。やっぱり一話に二話分のボリューム」
古鉄≪テンポよく密度は濃くというのが最近の目標ですしね≫
(『それはお前が弱いからさ。ルールに縛られて戦う事しかできない、世界の残酷さに屈服した弱い男』)
恭文「お前はもうブースへ帰れ! あと関係ないよね、全く関係ないよね! それとこれは!」
古鉄≪寂しいんですかね、誰とも絡まないでドラマを撮ってるから≫
恭文「あー、中の人がそんな事言ってたらしいね。だからあれだよ、レモンエナジーを渡す芝居の時嬉しかったとか」
古鉄≪まぁ多少はかまってあげましょうか。というわけで次です≫
恭文「いや、それ僕達関係なくない!?」
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「でも私は、いい傾向だと思いますよ。千早ちゃん、サプリメントとかで栄養補っていましたから」
「あ、それは確かに。というか……想像できませんよね。ここにきた当初の千早からじゃあ」
「そんなに違うのか」
「かなり。恭文君絡みの壊れようを見たら分かるでしょう?」
……あぁ、あれかぁ。そこで全員、少し表情を緩めてしまう。そうだな、悪い事ではないんだよ。
千早は聞く限り歌にしか興味がなく、過去なくしたものにしか興味がなかった。
でも今はいろんなものに踏み込んでいっている。食もそうだし、恋愛事もな。
蒼凪君はまぁ少々特殊な関係を築いてるっぽいが、それでも千早や響、雪歩の事は大切にしてくれている。
ていうか、戸惑う理由がおかしいだろ。自分の感情より、みんなの夢ややりたい事を気遣う。
普通なら千早達がアリかナシかで答えればいいのにな。そんな子だから、俺達もある程度は安心してる。
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古鉄≪ほら、赤羽根さん達も期待してますよ。頑張りましょうよ≫
恭文「なんでじゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
(『それは』)
恭文「三度目はない! とにかく……DOG DAYS編は」
古鉄≪前編にわたってネタバレ要素が多すぎました。みなさん、ごめんなさい≫
恭文「まぁうまくまとめているというのは……それはそうとここからなにが」
古鉄≪こうなります≫
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サリエルさんは美希から行ったお店について詳しく聞いて、納得した様子で何度か頷く。
「まず……そうだな、CNNのランキングチョイスだが、実はそれほど悪くはないんだよ。
ちなみに三位はメキシコのチョコレート。九位がアメリカのアイスクリームで、六位がドイツのハンバーガーだ」
「チョコレート……え、それアリなんですか。料理ならもっとこう」
「律子ちゃん、それは少々勉強不足だな。チョコレートはそれ自体が素材であり、同時に調理品だ。
個人でゼロから作ろうとしたら相当大変だからな」
「そ、それを言われると……カカオ豆とかから、ですよね」
頷くサリエルさんに俺達も納得させられる。そう言えばと今気づいたんだよ。
チョコを溶かしてどうこうするパターンは知っているが、チョコそのものを作る子はいなかったなと。
……バレンタインデーの甘い思い出を蘇らせたせいか、美希がこっちを睨んでくる。
いいじゃないか、幸せな時くらい保存したって。大体がこう、敗残兵だぞ? 俺は。
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「すいません、一つだけ」
気だるげなサリエルさんから問い詰められ、俺は軽くたじろぐ。
「な、なんだね」
「うちのおいっ子がね、ウエイトリフティングをやってましてね。試合前に編み物をやると、集中するって言うんですよ」
「……あ、それなら美希も見た事あるの! あの、夏休みの再放送!」
「「おっしゃ!」」
つい男二人でガッツポーズ。だが律子はやや険しい表情。
「わ、分からない。さすがにこれは専門外かも。ていうかサリエルさん、よく覚えてますね」
「穴が空くまで見たからなぁ、刑事コロンボは。いやー、ようやく美希ちゃんにも分かるシーンが出せて安心したよ」
「ごめんなのー」
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「えっと、サリエルさんってその……ミッドの人、ですよね」
「あぁ。だが外車より国産車だよな!」
「力説しちゃったよ、この人!」
「面妖な……ですがレディボーデン自体は、決して悪い選択ではありません。
四十年の歴史を持ちますが、きっかけはあめりか企業と明治乳業の共同開発です」
それは知らなかったが、社長がそう言えばという顔をしていた。だが四十年……それだけでアイスの歴史を感じてしまう。
俺が子どもの頃からあったしなぁ。なんていうかあの巨大な容器を思い出すと、ごちそうって感じがしてしょうがない。
「でもレディボーデンって、ハーゲンダッツに比べると濃厚系ですよね。
量も多いし……私は、手を出しにくいかもー。お腹が」
音無さん……! 割りと本気で気にしているらしく、お腹をさすりながら涙目。それが悲しくて、ついハンカチで口元を押さえる。
「そのストロングスタイルがいいんだよ。日常食というより、たまのごちそうだな。
年二回くらい、酒を飲みながら一晩かけてこってり食べるんだよ」
「大人の楽しみなの。というか、お酒とアイス……あ、合うのかな。スイーツでもそういうのあるし」
「合うぞー。真ん中にスプーンを開けて、ブランデーを染み込ませたら美味いぞー」
「美味しいですよね、あれ! 私も大好きです!」
そこで全員が音無さんをガン見。とてもいい笑顔だった音無さんは、恥ずかしげに背を向けた。
だがもう、全てが遅い。……そこで『ふ』っという笑いが、部屋に響いた。
「……社長」
それは社長だった。貴音の指摘にも社長は悪びれた様子などなく、静かに笑いを続ける。
「ハーゲンVSボーデンでばにらを語ったと思ったら、大間違い……そういう事ですね」
「その通りだ。もちろんサリエル君ほどの人なら、分かっている事だとは思うがね」
「社長、アンタ……相当なアイス者だな」
……あれ、なんだこの空気。貴音・サリエルさん・社長の間で火花が走ってるんだが。なんだ、このトライアングル。
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恭文「えー、連続で見てもらいましたが……なにやってんの、コイツら」
古鉄≪暇なんでしょ、きっと≫
(割りとひどい感想です)
恭文「こんな感じで幕間第二十巻、近日販売開始です」
古鉄≪登録完了の際にはトップページでお知らせしますので、なにとぞよろしくお願いします≫
(みなさん、どうかよろしくお願いします。……というわけでリマスターと吉原炎上編を頑張ろう。
本日のED:abingdon boys school『HOWLING』)
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