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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
幕間第20巻経過報告(サンプルあり)(2014/3/29)



古鉄≪えー、幕間第二十巻の方がなんとか仕上がり、メロンブックス様へ登録完了いたしました≫

恭文「苦労したよー。なお感想の方で話したとまと第四巻のリマスター収録などはないのですが」

古鉄≪ちょっとしたサプライズも入れております。というわけでネタバレは避ける形でサンプルです≫

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


前回のあらすじ――チャンピオン、やっぱすげぇ。僕こと火野恭文、燃えてきました。もうゴーゴーだよ。

気合いが入りまくっていると、陽昇研究所の花形マツリさんからちょっと頼まれ事をした。なので。


「えー、メイドのみんな……明日は揃って僕とお出かけだよー」


仕事帰り、夕飯の場でロッテさん達と、元魔王エンジェルな三人に提案。当然みんな首を傾げるわけで。

なお今日の夕飯はじゃがいもコロッケ。ロッテさんのコロッケ、僕大好きなんだよー。素朴で優しい味でさ。


「えっとご主人様、それはなんで……あ、まさか五人同時に? もう、元気だなー。
ていうか明日って言わず、今からでいいじゃんー。アタシはいつでもOKだし」

「……ロッテさんがよくないハッスルをしているけど、そこは流して」

「ちょっとー!」

「ただこの件は春香達には内密。麗華も社長や伊織にはバラさないように」


念押ししながら、さくさくなコロッケをかじる。それからご飯をささっとかっこんだ。


「ちょ、ちょっと待って。え、どういう事? まずどこへ行くのよ。
マジでお泊まりデートして、私達全員とエッチってコースじゃ」


そこでみそ汁をすすっていた、ともみとりんが噴き出しかける。

……僕、そういう事するように見えるのかな。いや、した事はあるんだけど。


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恭文「じゃあみんなの意見は正しいよね! てーかアイツはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

古鉄≪あなたも見習いましょうよ。千早さんとか、響さんとか≫

恭文「無理だよ!」


(『それはお前が弱いからさ。ルールに縛られて戦う事しかできない、世界の残酷さに屈服した弱い男』)


恭文「やかましいわ! おのれはクッキングパパでもやっとけ!」

古鉄≪さらっと出てきましたね、DJサガラ。まぁ虚淵さん脚本な鎧武はともかく、次にいきましょう≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


ビンゴ……一気に表情が変わった。そこでルージュさんは。


「……内密の話、なんです」


笑顔を浮かべ、そっと僕の首元へ腕を回す。更にメイド服に包まれた、大きめな胸を突き出してくる。


「だから、もっと近くに」

「近くじゃなきゃいけないんですね」

「はい。それに個人的にも、勇者様には……興味がありましたので」

「レオ閣下はいいんですか?」

「駄目なメイドとお笑いください。それより、胸の高鳴りが抑えられなくて……その手で、どうぞお確かめください」


言っている意味が分かって、少し顔を赤くしてしまう。


「た、確かめるというと」

「……これ以上、言わせないでください」

「ごめんなさい」


なので言葉を受け入れ、ルージュさんへ一歩踏み込む。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪なにしてるんですか、二期には出ていないメイドさんに≫

恭文「あれ、そうだっけ」


(蒼い古き鉄、もうアレにはツッコまないらしい)


恭文「とにかくDOG DAYS編も更に暴走。やっぱり一話に二話分のボリューム」

古鉄≪テンポよく密度は濃くというのが最近の目標ですしね≫


(『それはお前が弱いからさ。ルールに縛られて戦う事しかできない、世界の残酷さに屈服した弱い男』)


恭文「お前はもうブースへ帰れ! あと関係ないよね、全く関係ないよね! それとこれは!」

古鉄≪寂しいんですかね、誰とも絡まないでドラマを撮ってるから≫

恭文「あー、中の人がそんな事言ってたらしいね。だからあれだよ、レモンエナジーを渡す芝居の時嬉しかったとか」

古鉄≪まぁ多少はかまってあげましょうか。というわけで次です≫

恭文「いや、それ僕達関係なくない!?」


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「でも私は、いい傾向だと思いますよ。千早ちゃん、サプリメントとかで栄養補っていましたから」

「あ、それは確かに。というか……想像できませんよね。ここにきた当初の千早からじゃあ」

「そんなに違うのか」

「かなり。恭文君絡みの壊れようを見たら分かるでしょう?」


……あぁ、あれかぁ。そこで全員、少し表情を緩めてしまう。そうだな、悪い事ではないんだよ。

千早は聞く限り歌にしか興味がなく、過去なくしたものにしか興味がなかった。

でも今はいろんなものに踏み込んでいっている。食もそうだし、恋愛事もな。


蒼凪君はまぁ少々特殊な関係を築いてるっぽいが、それでも千早や響、雪歩の事は大切にしてくれている。

ていうか、戸惑う理由がおかしいだろ。自分の感情より、みんなの夢ややりたい事を気遣う。

普通なら千早達がアリかナシかで答えればいいのにな。そんな子だから、俺達もある程度は安心してる。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪ほら、赤羽根さん達も期待してますよ。頑張りましょうよ≫

恭文「なんでじゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


(『それは』)


恭文「三度目はない! とにかく……DOG DAYS編は」

古鉄≪前編にわたってネタバレ要素が多すぎました。みなさん、ごめんなさい≫

恭文「まぁうまくまとめているというのは……それはそうとここからなにが」

古鉄≪こうなります≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


サリエルさんは美希から行ったお店について詳しく聞いて、納得した様子で何度か頷く。


「まず……そうだな、CNNのランキングチョイスだが、実はそれほど悪くはないんだよ。
ちなみに三位はメキシコのチョコレート。九位がアメリカのアイスクリームで、六位がドイツのハンバーガーだ」

「チョコレート……え、それアリなんですか。料理ならもっとこう」

「律子ちゃん、それは少々勉強不足だな。チョコレートはそれ自体が素材であり、同時に調理品だ。
個人でゼロから作ろうとしたら相当大変だからな」

「そ、それを言われると……カカオ豆とかから、ですよね」


頷くサリエルさんに俺達も納得させられる。そう言えばと今気づいたんだよ。

チョコを溶かしてどうこうするパターンは知っているが、チョコそのものを作る子はいなかったなと。

……バレンタインデーの甘い思い出を蘇らせたせいか、美希がこっちを睨んでくる。


いいじゃないか、幸せな時くらい保存したって。大体がこう、敗残兵だぞ? 俺は。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「すいません、一つだけ」


気だるげなサリエルさんから問い詰められ、俺は軽くたじろぐ。


「な、なんだね」

「うちのおいっ子がね、ウエイトリフティングをやってましてね。試合前に編み物をやると、集中するって言うんですよ」

「……あ、それなら美希も見た事あるの! あの、夏休みの再放送!」

「「おっしゃ!」」


つい男二人でガッツポーズ。だが律子はやや険しい表情。


「わ、分からない。さすがにこれは専門外かも。ていうかサリエルさん、よく覚えてますね」

「穴が空くまで見たからなぁ、刑事コロンボは。いやー、ようやく美希ちゃんにも分かるシーンが出せて安心したよ」

「ごめんなのー」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「えっと、サリエルさんってその……ミッドの人、ですよね」

「あぁ。だが外車より国産車だよな!」

「力説しちゃったよ、この人!」

「面妖な……ですがレディボーデン自体は、決して悪い選択ではありません。
四十年の歴史を持ちますが、きっかけはあめりか企業と明治乳業の共同開発です」


それは知らなかったが、社長がそう言えばという顔をしていた。だが四十年……それだけでアイスの歴史を感じてしまう。

俺が子どもの頃からあったしなぁ。なんていうかあの巨大な容器を思い出すと、ごちそうって感じがしてしょうがない。


「でもレディボーデンって、ハーゲンダッツに比べると濃厚系ですよね。
量も多いし……私は、手を出しにくいかもー。お腹が」


音無さん……! 割りと本気で気にしているらしく、お腹をさすりながら涙目。それが悲しくて、ついハンカチで口元を押さえる。


「そのストロングスタイルがいいんだよ。日常食というより、たまのごちそうだな。
年二回くらい、酒を飲みながら一晩かけてこってり食べるんだよ」

「大人の楽しみなの。というか、お酒とアイス……あ、合うのかな。スイーツでもそういうのあるし」

「合うぞー。真ん中にスプーンを開けて、ブランデーを染み込ませたら美味いぞー」

「美味しいですよね、あれ! 私も大好きです!」


そこで全員が音無さんをガン見。とてもいい笑顔だった音無さんは、恥ずかしげに背を向けた。

だがもう、全てが遅い。……そこで『ふ』っという笑いが、部屋に響いた。


「……社長」


それは社長だった。貴音の指摘にも社長は悪びれた様子などなく、静かに笑いを続ける。


「ハーゲンVSボーデンでばにらを語ったと思ったら、大間違い……そういう事ですね」

「その通りだ。もちろんサリエル君ほどの人なら、分かっている事だとは思うがね」

「社長、アンタ……相当なアイス者だな」


……あれ、なんだこの空気。貴音・サリエルさん・社長の間で火花が走ってるんだが。なんだ、このトライアングル。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「えー、連続で見てもらいましたが……なにやってんの、コイツら」

古鉄≪暇なんでしょ、きっと≫


(割りとひどい感想です)


恭文「こんな感じで幕間第二十巻、近日販売開始です」

古鉄≪登録完了の際にはトップページでお知らせしますので、なにとぞよろしくお願いします≫


(みなさん、どうかよろしくお願いします。……というわけでリマスターと吉原炎上編を頑張ろう。
本日のED:abingdon boys school『HOWLING』)






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あきゅろす。
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