作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
ドキたま/じゃんぷ第一巻経過報告その1(サンプルあり)(2013/11/28)
古鉄≪というわけで、ついにスタートドキたま/じゃんぷ同人板。今回はついにあんなキャラも登場します≫
恭文「ついにあれとバトルかぁ。ゾクゾクするね」
古鉄≪アニメしゅごキャラ、見返さないといけませんね≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
その足でやってきたのは、ビデオレンタルをしてくれる店。天人が経営しているらしく、カウンターに豚がいた。
というか、名前がBUTAYAだった。まぁいい、ここで聞けばアレについて分かるだろう。
「すいません。夏のソナタっていうビデオ、もう出てますか」
「最初の方、一〜二巻なら出てるけど」
「欲しいんですが」
「うち、レンタルショップだから売ってはいないよ」
「レンタル? よく分からんが」
「レンタルとは物を一定期間借りる事だ」
右から声がかかったので、豚と一緒にそちらへ向く。するとそこには、腕組み状態のローゼンメイデンもどきがいた。
「ラウラ殿、これは奇遇だな」
「本当だな。なんだ、お前も夏のソナタを借りにきたのか」
「うむ。話題についていけなくて困っているのだ」
「実は私もだ。どうも日本ではそういうのをぼっちと言い、いじめの温床にもなるらしい」
「なんと……! 世界はそれほどに世紀末となっていたのか!」
待て。このままだと俺は……みんなからいじめられるのか! 靴に画びょうを入れたり、教科書を隠されたり!
刀にマーガリンとか塗りたくられて、いざという時役立たずになるとか! いや、まさか!
そうは思ったが、今日の事を考えるとNOとは言えない。あり得る……あり得るぞ! それは十分あり得る!
現に俺、今日ぼっちだったじゃないか! これはなんとしても夏のソナタを見なければ!
俺とラウラ殿は店員へ詰め寄り、二人揃って指差し。
「「さぁ、夏のソナタを出せ!」」
「会員にならないと借りられないよ、うちは」
「会員じゃない、桂だ」
「会員じゃない、ラウラだ」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「……え、なにこれ」
古鉄≪少し短めですが、書き下ろしです≫
恭文「書き下ろしですじゃないよ! なに、あの電波どもがまた絡んでるの!?
去年の年末年始も頭痛かったじゃないのさ、アイツら! 噛み合わない会話を披露してさぁ!」
(今回も頑張ります)
恭文「頑張らなくていいのよ!」
古鉄≪では次いきましょう≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
やっさんがまたヴェートルで暴れている頃、私ことヒロリス・クロスフォードは、実家に戻っていた。
ただこれもまぁ、うちのパパンに呼び出された関係でねぇ。のんきに実家でご飯っていう感じでもない。
書斎に入るとパパンはやや険しい顔で、私を出迎えてくれた。……あ、白髪増えたな。
「パパン、戻ったよー」
「ヒロリス、アメイジアもお帰り。早速で悪いんだが、これを」
≪ほんとに早速だなぁ。……っと、データ表示するぞ≫
アメイジアが展開したモニターを確認すると……なにこれ、議事録? しかもこの内容は。
「パパン」
「六課、または最高評議会派の救済計画だ。それは先日行われた、親族会議の議事録。
……まぁ話を聞いてから怒ってくれ。だがこれは彼らと意見を同じくするものではない」
「じゃあどういう事よ」
「ユーノ・スクライア氏もそうだが、今回の六課再設立賛成派も元々被害者だ。
最高評議会という悪が広めた常識に惑わされ、その悪習が今でも身に染み付いている」
「ようはそれを払う場ができればと。再就職とかそういう方向?」
「あぁ。我々とて一歩間違えれば、彼らと同じになりかねなかった。だが……かなり困難な状況になった」
でもその計画はパーになりかけてる。議事録を見てくと、ここで問題になってるのが……シグナムの馬鹿よ。
賛成派が反省なしなのもバレて、これじゃあ駄目だろって流れになっている。
それに対しパパンとママンは、個人の責任追及だけで済ませるのは反対。ようは罪を数えろって話よ。
やり直し方が分からないなら、分かるまで気合いを入れて付き合う。局がそれをできないなら、自分達が……って感じみたい。
うん、できてないよね。パワハラかましてた部署の連中は、結局我が身可愛さでそれだったわけだし。
「とりあえずシグナムにこれ、突きつけてOK? それで更に絶望してもらうわ」
「好きにしろ。とにかく見ての通り、財団でどうこうするのは不可能だ。
もちろん恭文君を恨むつもりもないが……特にラプターの一件はな。寝耳に水だ」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「そして読者アイディアを元にした話も盛り込み、シリアス全開で」
古鉄≪あの人にはまた絶望してもらいましょ。そして立ち上がってもらいましょ≫
恭文「それはさておき、僕達の方も進展。ついに新しい事件とご対面です」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「それはそうとあむ、なにか相談があったんじゃないの?」
「あむちーが相談……あー! いいんちょへの返事」
「ち、違う! それはあたしがちゃんと考えてするからいいの!
そうじゃなくてその……こっちに戻ってからなんだけど、毎日変な夢を見てて」
「あむちゃん、それってどんな夢なのかな」
「どこか分からない場所で、複数の人と組み手をする夢。組み手の相手は顔がボヤけて分からないの。
でもなんとなく雰囲気で……黒いライオンと緑色のカメレオン、白虎。あと人一倍大きなサイ」
恭文はそのワードに覚えがあるらしく、急に顔をしかめ始めた。あとはややもか、ゲキレンジャー見てたっぽいし。
「それでおかしいのは、顔が分からない人達の動きだけは覚えてるの。というかランが」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「ランがニャル子だったそうです」
古鉄≪なんだってー!≫
あむ「違うし!」
恭文「あ、出た! ヒドインだー!」
古鉄≪どうしたんですか、ヒドインさん。いや、そっくりさん≫
あむ「それやめてー!」
古鉄≪というか、身も心もこの人なしじゃ生きられないんですよね。
毎日うちにきてはエロい事してるじゃないですか≫
恭文・あむ「「ちがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁう! 嘘つくなー! ……ハモるなー!」」
古鉄≪二人の仲良し具合が判明したところで、次ですよ次≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
あの妙なたまごが三メートルほどの大きさとなり、あの馬鹿の背後へ回る。
たまごのやや下側に口が生まれ、笑うようにしながら大きく開く。それを見て、強い寒気に襲われる。
「そうよ、悩まないようになればいい! 人生は即決即断! 悩みなんて不要よ!
アハハハ……アハハハハハハハハハハハハハ!」
「ちぃ……!」
『ア〜ン♪』
駆け出そうとしたけど遅かった。そのたまごはヤンデレアイズな馬鹿を飲み込み、ごっくん。
「食べられ……ちゃったわね」
僕達があ然とする間に変化は続く。たまごが紫色の粒子となって弾けた。その中から馬鹿が出現。
でも、格好がおかしい。オレンジの髪はピンクになり、額には白い『?』の文字。
服はバリアジャケット準拠ではあるんだ。だけど色が黒くて、白のラインが通ってる。
その両手には刺々しい形となったクロスミラージュ。
「キャラなり」
奴は時計回りに一回転して、僕達にその銃口を向けて叫んだ。
「ガンナー・ドリーム!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「そしてついに出てきたチート達。まぁいつも言っている事ですが、戦闘シーンはほぼ書き下ろしに」
古鉄≪初戦はまたシチュも変わってますし、余計にですね。
今までの戦いとはまた違う厳しさに、あむさん達は戸惑うわけで≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「なによりフェイト達の技量じゃあ、なぞキャラなりの相手は無理だよ」
「あおー」
「あおも全力で頷いてる!? そんなー! 私だって鍛えてるのにー!」
「そう、鍛えても結界を張ってくれないんだね。あれかな、ザラキ連発する僧侶みたいなものかな」
「ふぇー! ごめんー! それは謝るからー!」
それは知ってるけど、BY戦時のあれを見るとなぁ。犯人への手掛かりもゼロだし、どうしたものか。
「だったらキャラなりは? ミキちゃんともいろいろ試して、使えるようになったよね。
アルカイックブレードのパワーアップフォーム。それも二形態」
「キャラなりかぁ。でもなぁ、極力キャラなりはしたくないんだよ」
「またどうして?」
「いや、ミキとこっそり実験してて気づいたんだけど」
「――ホントに!? ねぇねぇ、だったら会わせてくれないかな! 歌唄ちゃんに!」
歌唄……左を見ると、角の先にセブン-イレブンがあった。今の声は店先から聴こえた模様。
しかもそこにはどういうわけか、あむが頬を引きつらせて立っていた。服装はピンク色で、胸元が開いたフリフリのワンピース。
その上から黒の上着を羽織っているんだけど、そんなあむの手を取って、瞳をキラキラさせているおさげ少女がいた。
栗髪を短めのツインテールにして、ピンク白のハーフシャツと、白いスパッツを穿いている。
「いいでしょー? 感謝しちゃう!」
「いや、でも」
「あ、私買い出しの途中だった」
その子は思い出したような顔でそう言いながら、あむの手を離してこちらへ駆け出す。
その勢いは余りに速く、一瞬で僕達とすれ違う。
「それじゃあ、約束ね!」
「う……うん」
全く話を聞いていない様子のあの子は、いつの間にか持っていた手提げ袋二つを揺らしながら、姿を消した。
……かと思うと足を止めてUターン。一気にあむの懐へ入り込む。ぶっちゃけクロックアップレベルだった。
「あなた名前は!?」
「ひ、日奈森あむです」
「あむちゃんかぁ。私は蜷川(にながわ)ひとみ」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
古鉄≪まぁ別の事にも戸惑ってますけど≫
恭文「ちなみにこの子、アニメだとCV:加藤英美里さんです。
その昔はらき☆すたのかがみ、今だとキュウべぇですね」
あむ「え、ひとみちゃん、アイツと声同じ……だよねー! そっかそっか、覚えあると思ったらそれかー!」
恭文「つまりこれは……キュウべぇの仕業なんだよ!」
あむ「作品違うからぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! ……そう言えば恭文」
恭文「なに?」
あむ「ダンボール戦機って、今やってるビルドファイターズみたいに作ったプラモを戦わせるじゃん?
いや、唐突に思っちゃって。最近アキレスっていうの作ったし」
恭文「あー、間違えた奴か。まぁあっちはガチミニ兵器レベルのフレーム使うけどね」
あむ「ガンプラもフレームに外装じゃあ駄目なのかな。そうしたら修理も簡単そう」
恭文「一応RGで似たような事はしてるよ?
あんな高性能ラジコンみたいな事はできないけど」
あむ「そっかー。……いつかはアニメみたいな事、できるのかな」
恭文「できると思うね。今のガンプラだって、作者が子どもの頃なら考えられない完成度だもの」
(こうして未来への期待は膨らむわけですな。最近こういうところで期待感を強める事が多くなった。
本日のED:リトルブルーボックス『Real Answer』)
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