作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
幕間第14巻経過報告(サンプル 2013/8/15)
古鉄≪はい、幕間第十四巻の方、大体仕上がりました。なので遅いですがサンプル公開です≫
恭文「今回はA's・Remixの最終章。密度は濃い感じです」
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なのはちゃんのクリスマスプレゼントをたん能しとると、突然黒紫の魔法陣が展開。
それに吸い込まれたかと思うと、うちは病院の屋上にへたり込んでた。
なんやと思いながら辺りを見回すと、目の前にシグナム達がおった。ただし……黒い魔力柱に、張り付けにされた状態で。
みんな髪で目元が見えず、どんな顔してるかもよう分からん。みんなへ近づこうとすると、その行く手を闇の書が阻む。
それでぱらぱらとページがめくられた。でも、おかしいんよ。あれ、なんか血の気引いてきた。
なんでよ……なんで、ページに文字が書かれてるん? これって、蒐集せんと白紙のままやったのに。
「なんや、これ」
≪覚醒の時です、我が主≫
「知らん、そんなん知らんっ! みんなを帰してっ!」
≪……了解≫
そこでほっとする。とにかくみんなに話を聞かんと。それで。
≪守護騎士システム、リンカーコア還元≫
それで……また頭の中が真っ白になった。あかんと言おうとした瞬間、柱が杭に変化。
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古鉄≪というわけで劇中通り……ですね≫
恭文「まぁここは通過儀礼というか、性質的にどう転んでも発生という」
古鉄≪そんなわけで、この人が覚醒です≫
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私は左手を横へ伸ばし、うごめく黒蛇に手を伸ばす。蛇は闇の書にまとわりつく、全てを食らい尽くす者。
だからこそ私の腕にまとわりつき、その身を杭突きの手っ甲とした。この姿は、私を守ろうとするものではない。
私を逃がさないよう、その牙を肌に突き立てた。私の手から溢れる血が、その証明だ。
「――自動防衛、一時停止。これよりしばしは、私が主をお守りする。
ナハト、ただの防衛プログラムであるお前を責めはしない。
全ては私の責任だ。せめてあと少し、大人しくしていろ」
屋上から飛び立ちつつ、血に汚れていない右手で胸を押さえる。今は中で眠っている主に、優しく声をかける。
「話が主、どうかしばし……私の中でお休みください」
これが私にできる、唯一の事。守護騎士達の奮闘は潰え、温かな家庭が壊れる事も決定。
その原因は、奴だ。奴が身勝手な振る舞いをしなければ、この夢を守るために抗えば、こんな結果にはならなかった。
守護騎士達とて、必要以上に傷つき苦しむ事もなかった。私は今、本物の悪魔となろう。
このまま主だけを死なせ、守護騎士達をまた無為の連鎖に引きずり込む事は認めない。
私が私でなくなる前に、奴に制裁を加える。奴は闇を払う戦いから逃げた、正真正銘の悪魔だ。
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恭文「この辺りも劇場版からですね。TV版ではナハト・ヴァールなんてなかったわけで」
古鉄≪そういう名称のあるものとしては、扱われていませんでしたしね。
ちなみにこの人、公式チート。攻撃しても再生するし、さらに魔力は無尽蔵≫
(その時不思議な事が起こったっ!)
恭文「……てつをには勝てないよ。てつをはさ」
古鉄≪あれは概念ですしね。ただ戦闘シーンに関しては……ネタバレを避けたいわけで≫
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五十メートルほどの高度を取ったところで、急上昇していた奴が加速。
黒い翼を羽ばたかせながら、僕の十一時方向にいる双馬へ下降。そのまま懐へ入り、左ストレート。
双馬は振り返り、レイジングハートの絵で拳をなんとか受け止める。でもそれじゃあ止まらない。
手っ甲に埋め込まれた杭が、妖しく光を放つ。するとその光とともに、杭が射出。
幾ら拳は止めても、そこから飛び出る杭はどうしようもない。双馬は腹に杭の一撃を受け、悲鳴をあげる間もなく墜落。
「なのはっ!」
双馬から数十メートル離れていたフェイトは、悲鳴をあげながら形状変換――身を時計回りに捻り。
「クレッセント」
何度も何度も回転して勢いをつけながら、奴に接近。僕は右側のビル外壁を蹴飛ばし、三角飛びで急加速。
「セイバァァァァァァァァァァァァァァァッ!」
鎌形態となったバルディッシュの魔力刃が、回転の勢いに乗って射出。そのまま奴へと迫る。
フェイトはけん制のつもりだったらしく、そこから跳ねるようにして奴に迫り……更に速度を上げた。
奴は気円斬のような刃を、手っ甲――ナハト・ヴァールで受け止める。その間にフェイトは奴の背後へ。
杭とその下部装甲で挟むようにしたそれを、無造作にフェイトへと投げ捨てた。
突撃していたフェイトは目を見開くも、避ける事はできない。
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古鉄≪これくらいしか出せないんですよね≫
恭文「十分じゃないかなっ!」
古鉄≪まぁ劇場版準拠ですけどね。改めて見ると、戦闘シーンはすごかったです≫
恭文「やっぱ凄いアクションは、見ていて楽しいよねー。実写でもそうだけどさ。
それで番外編と名のついたOOO・Remixも今回頑張っています。例えば」
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桜才学園――伝統ある私立の進学校。元々は女子校だったんだけど、少子化の影響から生徒数が激減。
そのため創立五十周年の二〇〇八年度――つまりは去年から共学化。共学化初年度の生徒数は、男子二十八人。
それに対し女子は一年から三年までを合わせ……五百二十四人。激減ってデータ、間違ってない?
校則が厳しい事でも有名で、校内恋愛や染髪に廊下を走る事も禁止されている。なお恋愛にはツッコまないで。
そんな桜才学園での文化祭は桜才祭と言われており、この辺りは厳しい校風と対称的にくだけている。
そんな文化祭、実は新しい試みとしてこんな早くに行われる事となった。斬新すぎるでしょ、これ。
まぁ外からのお客さんを呼んだりせず、学内でのイベント重視って感じだけど。本日、そんな桜才学園にやってきました。
二人を連れて学園の裏口から入ると、その前で黒髪ロングとくり色ロングの女の子二人が待っていた。
その隣には背が高く、二人と違いパンツルックなショートカットの女性。私服だから、先生って感じかな。
でも黒髪はともかく、くり色はめっちゃ知り合いだし。しかも、これはまずい。
思わず変装しようとしたけど、既に気づかれている。それで笑顔で手招きしてきた。
「おぉ、あなた方が765プロのアイドル達か。初めまして、桜才学園・生徒会長の天草シノです。それで君は」
「……初めまして。765プロのボディガードで火野恭文です」
「ボディガード? いや、それならもうちょっとこう」
「あらシノちゃん、恭文くんを見くびったら駄目よ? 相当腕が立つんだから。
そちらのお二方は初めましてー。私は生徒会書記の七条アリアです」
「生徒会顧問の横島ナルコよ、よろしくー。……ていうか七条さん、この子とお知り合い?」
あぁ、やっぱそこツッコむよねー! あずささん達もそう言えばって顔してくるしっ!
「えぇ。将来青姦を約束し合った仲です」
「普通にプロポーズしたって言わんかいっ!」
「おぉ、そうなのか。ご両親と同じ道を進むわけだな」
「それでおのれもツッコめよっ! ツッコミなってねぇぞっ!」
ここは桜才学園……そして彼らはどこまでも自由な、生徒会役員共。
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恭文「はい、拍手でお返事していたあの話です。話も増やしつつ同人版でやります」
古鉄≪なので下ねたたっぷりですね。まぁあれですよ、週刊マガジンで連載できるレベルですよ≫
(天下の週刊マガジンなら大丈夫だ)
恭文「具体的にどこが増量しているかというと」
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というわけで、恭文くんは道着にお着替え。こういう時、恭文くんの体型が役に立つ。
女性的な体型でもあるから、余っている道着を貸せるのよねー。
まぁ恭文くんなら上着を脱ぐだけでOKでもあるんだけど、ムツミちゃんがやりにくいだろうから。
「でもムツミちゃん、本当に運がいいわね」
着替えを待っている間に、ムツミちゃんに軽くウィンク。それでムツミちゃんやみんなが、きょとんとし始めた。
「真面目な話をすると、恭文くんに教わるのはかなりお得よ?」
「アリアちゃん、それってどういう事かしら」
「あれ、知らなかったんですか?」
少し意外だったけど、まぁしょうがないわね。まだ付き合いも浅いし、なによりアイドル事務所。
そういう荒っぽい一面は見せないだろうし、知らないのも当然かも。
「恭文くん、第一種忍者の中でも……Notエロな寝技とサブミッションがトップクラスなんです。
そっちの技中心で戦うと、相当な格上相手でも楽勝ってレベル」
「えー! そ、そんなに凄い人だったんですかっ! 火野さんってっ!」
「それは、初耳かもー。でもプロデューサーさん、基本は殴ったり斬ったりって」
「まぁその手の技は捕縛を考慮したら、どうしても速攻力に欠けますから。
動きも止まる事が多い関係で、基本はそっちですね。……まぁ恭文くんなら」
そこでつい妖しく笑っちゃうのは、長年の付き合いからだと思う。三浦さん達、ちょっと引いちゃったわ。
「夜の寝技も得意だけどっ! それはもう、アヘアヘ状態よっ!」
「あらあら……プロデューサーさんったら」
「夜の……あれれ? そんな寝技あるんだー。凄いや、忍者ってー」
三葉ムツミ――とっても純粋です。
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恭文「こんな感じですね。……暴走している」
古鉄≪この調子で下ねた満載な話もいきましょう≫
恭文「掲載できるかな、それ」
(週刊マガジンでもOKなレベルなら)
恭文「更には最近恒例となった、あの軍師も活躍します」
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「えぇい、落ち着けヴァイスっ! 私は何一つ間違った事は言っていないぞっ!」
「いいやっ! アンタは間違ってるっ! 最終決戦での馬鹿な判断以上の間違いだっ!」
「あれ以上とはなんだっ!」
「おいおい、白熱してるなー。一体どうしたんだ」
放っておくと殴り合いになりそうなので、差し入れを持ちながら介入開始。それで三人が俺の方を、ハッとしながら振り返った。
「あぁサリエルさん、いいところでー! ヴァイス陸曹を止めてくださいっ!」
「そうだな、サリエル殿に是非を判断してもらおう。客観的視点があれば、お前も自分の馬鹿さ加減に気づくだろう」
「なるほど、わけが分からないな。なんの話してたんだよ」
「いや、そろそろいい時間じゃないっすか。それで夜食って話になったのはいいんですけど」
陸曹が言うように、現在午前十二時を回ってすぐ。確かにそろそろ小腹が空く時間だ。メニューで揉めたとかか?
「そこから夜食といえば袋入りラーメンだなって話になったんっすよ。それならやっぱりサッポロ一番だなと話したら」
「話したら?」
「シグナム姐さん……インスタントラーメンなど、どれでも似たようなものだろうって言ってきたんっすよっ!
いい年こいた大人がそんなもののどれがいいかなど、こだわってどうするとまで抜かしやがったっ!」
「馬鹿野郎っ!」
即行で副隊長にハリセンを打ち込む。右薙の打撃を顔面で受けた副隊長は、『ひでぶっ!?』とか言いながら倒れた。
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ! な、なにしてるんですかー!」
「しかもアルトの奴、サッポロ一番が好きだって言うから、どれが好きだって聞いたんっすよっ!
そうしたら……『どれでも』とか言いやがるんですよっ! どれでもとかっ!」
「若いからって調子乗ってんじゃねぇっ!」
今度はアルトちゃんの頭頂部をどつき、しっかりお仕置き。……なんて悪だっ! 万死に値するな、コイツらっ!
「待て待て待てぇぇぇぇぇぇぇぇっ! サリエル殿、いきなりなにをするのですかっ! まさかヴァイスの肩を持つとっ!?」
「当たり前だろうがっ!」
詰め寄ってきた副隊長の顔面を、またハリセンでどついて黙らせておく。
なんでか信じられない様子で俺を見てくるが、そんなのは気にしない。てーかそんな目をする権利そのものがない。
「お前らは分かっていないっ! 袋入りラーメンがどれほど凄いものか、全く分かっていないっ!
そこまで言うのならしょうがないっ! 一つずつ解決していこうかっ! まずアルトちゃんっ!」
「は、はひっ!?」
「サッポロ一番……どれでもだとぉっ! そこは奥が深いんだよっ! なぁ、ヴァイス陸曹っ!」
ついヴァイス陸曹と肩を組むと、陸曹はそれに合わせて全力で頷き。鼻息も荒いのは気にしない。
「うっすっ! アルト、今すぐ謝れっ! 本社に向かって土下座しろっ! その貧相な胸を寄せて謝れっ!」
「誰が貧相ですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! なにわけの分からないキレ方でセクハラしてきてるんですかっ!」
「当たり前だ馬鹿者がっ! いいかっ! サッポロ一番と言えば……陸曹、分かるなっ!」
「もちろんっすっ! しょうゆっ! みそっ! 塩の御三家ですっ!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「というわけで、今回やる話の一つは袋入りラーメン。めしばな刑事タチバナを元にしています」
古鉄≪ちなみに作者は塩派です≫
(塩いいよね、食べ飽きないよね)
恭文「他にも缶詰などについても語っていたりするので、ご期待ください」
古鉄≪作者のこだわりも若干入ってますしね≫
(それなりにうるさいです。
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