作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー 幕間第14巻経過報告(サンプル 2013/8/15) 古鉄≪はい、幕間第十四巻の方、大体仕上がりました。なので遅いですがサンプル公開です≫ 恭文「今回はA's・Remixの最終章。密度は濃い感じです」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ なのはちゃんのクリスマスプレゼントをたん能しとると、突然黒紫の魔法陣が展開。 それに吸い込まれたかと思うと、うちは病院の屋上にへたり込んでた。 なんやと思いながら辺りを見回すと、目の前にシグナム達がおった。ただし……黒い魔力柱に、張り付けにされた状態で。 みんな髪で目元が見えず、どんな顔してるかもよう分からん。みんなへ近づこうとすると、その行く手を闇の書が阻む。 それでぱらぱらとページがめくられた。でも、おかしいんよ。あれ、なんか血の気引いてきた。 なんでよ……なんで、ページに文字が書かれてるん? これって、蒐集せんと白紙のままやったのに。 「なんや、これ」 ≪覚醒の時です、我が主≫ 「知らん、そんなん知らんっ! みんなを帰してっ!」 ≪……了解≫ そこでほっとする。とにかくみんなに話を聞かんと。それで。 ≪守護騎士システム、リンカーコア還元≫ それで……また頭の中が真っ白になった。あかんと言おうとした瞬間、柱が杭に変化。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 古鉄≪というわけで劇中通り……ですね≫ 恭文「まぁここは通過儀礼というか、性質的にどう転んでも発生という」 古鉄≪そんなわけで、この人が覚醒です≫ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 私は左手を横へ伸ばし、うごめく黒蛇に手を伸ばす。蛇は闇の書にまとわりつく、全てを食らい尽くす者。 だからこそ私の腕にまとわりつき、その身を杭突きの手っ甲とした。この姿は、私を守ろうとするものではない。 私を逃がさないよう、その牙を肌に突き立てた。私の手から溢れる血が、その証明だ。 「――自動防衛、一時停止。これよりしばしは、私が主をお守りする。 ナハト、ただの防衛プログラムであるお前を責めはしない。 全ては私の責任だ。せめてあと少し、大人しくしていろ」 屋上から飛び立ちつつ、血に汚れていない右手で胸を押さえる。今は中で眠っている主に、優しく声をかける。 「話が主、どうかしばし……私の中でお休みください」 これが私にできる、唯一の事。守護騎士達の奮闘は潰え、温かな家庭が壊れる事も決定。 その原因は、奴だ。奴が身勝手な振る舞いをしなければ、この夢を守るために抗えば、こんな結果にはならなかった。 守護騎士達とて、必要以上に傷つき苦しむ事もなかった。私は今、本物の悪魔となろう。 このまま主だけを死なせ、守護騎士達をまた無為の連鎖に引きずり込む事は認めない。 私が私でなくなる前に、奴に制裁を加える。奴は闇を払う戦いから逃げた、正真正銘の悪魔だ。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 恭文「この辺りも劇場版からですね。TV版ではナハト・ヴァールなんてなかったわけで」 古鉄≪そういう名称のあるものとしては、扱われていませんでしたしね。 ちなみにこの人、公式チート。攻撃しても再生するし、さらに魔力は無尽蔵≫ (その時不思議な事が起こったっ!) 恭文「……てつをには勝てないよ。てつをはさ」 古鉄≪あれは概念ですしね。ただ戦闘シーンに関しては……ネタバレを避けたいわけで≫ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 五十メートルほどの高度を取ったところで、急上昇していた奴が加速。 黒い翼を羽ばたかせながら、僕の十一時方向にいる双馬へ下降。そのまま懐へ入り、左ストレート。 双馬は振り返り、レイジングハートの絵で拳をなんとか受け止める。でもそれじゃあ止まらない。 手っ甲に埋め込まれた杭が、妖しく光を放つ。するとその光とともに、杭が射出。 幾ら拳は止めても、そこから飛び出る杭はどうしようもない。双馬は腹に杭の一撃を受け、悲鳴をあげる間もなく墜落。 「なのはっ!」 双馬から数十メートル離れていたフェイトは、悲鳴をあげながら形状変換――身を時計回りに捻り。 「クレッセント」 何度も何度も回転して勢いをつけながら、奴に接近。僕は右側のビル外壁を蹴飛ばし、三角飛びで急加速。 「セイバァァァァァァァァァァァァァァァッ!」 鎌形態となったバルディッシュの魔力刃が、回転の勢いに乗って射出。そのまま奴へと迫る。 フェイトはけん制のつもりだったらしく、そこから跳ねるようにして奴に迫り……更に速度を上げた。 奴は気円斬のような刃を、手っ甲――ナハト・ヴァールで受け止める。その間にフェイトは奴の背後へ。 杭とその下部装甲で挟むようにしたそれを、無造作にフェイトへと投げ捨てた。 突撃していたフェイトは目を見開くも、避ける事はできない。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 古鉄≪これくらいしか出せないんですよね≫ 恭文「十分じゃないかなっ!」 古鉄≪まぁ劇場版準拠ですけどね。改めて見ると、戦闘シーンはすごかったです≫ 恭文「やっぱ凄いアクションは、見ていて楽しいよねー。実写でもそうだけどさ。 それで番外編と名のついたOOO・Remixも今回頑張っています。例えば」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 桜才学園――伝統ある私立の進学校。元々は女子校だったんだけど、少子化の影響から生徒数が激減。 そのため創立五十周年の二〇〇八年度――つまりは去年から共学化。共学化初年度の生徒数は、男子二十八人。 それに対し女子は一年から三年までを合わせ……五百二十四人。激減ってデータ、間違ってない? 校則が厳しい事でも有名で、校内恋愛や染髪に廊下を走る事も禁止されている。なお恋愛にはツッコまないで。 そんな桜才学園での文化祭は桜才祭と言われており、この辺りは厳しい校風と対称的にくだけている。 そんな文化祭、実は新しい試みとしてこんな早くに行われる事となった。斬新すぎるでしょ、これ。 まぁ外からのお客さんを呼んだりせず、学内でのイベント重視って感じだけど。本日、そんな桜才学園にやってきました。 二人を連れて学園の裏口から入ると、その前で黒髪ロングとくり色ロングの女の子二人が待っていた。 その隣には背が高く、二人と違いパンツルックなショートカットの女性。私服だから、先生って感じかな。 でも黒髪はともかく、くり色はめっちゃ知り合いだし。しかも、これはまずい。 思わず変装しようとしたけど、既に気づかれている。それで笑顔で手招きしてきた。 「おぉ、あなた方が765プロのアイドル達か。初めまして、桜才学園・生徒会長の天草シノです。それで君は」 「……初めまして。765プロのボディガードで火野恭文です」 「ボディガード? いや、それならもうちょっとこう」 「あらシノちゃん、恭文くんを見くびったら駄目よ? 相当腕が立つんだから。 そちらのお二方は初めましてー。私は生徒会書記の七条アリアです」 「生徒会顧問の横島ナルコよ、よろしくー。……ていうか七条さん、この子とお知り合い?」 あぁ、やっぱそこツッコむよねー! あずささん達もそう言えばって顔してくるしっ! 「えぇ。将来青姦を約束し合った仲です」 「普通にプロポーズしたって言わんかいっ!」 「おぉ、そうなのか。ご両親と同じ道を進むわけだな」 「それでおのれもツッコめよっ! ツッコミなってねぇぞっ!」 ここは桜才学園……そして彼らはどこまでも自由な、生徒会役員共。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 恭文「はい、拍手でお返事していたあの話です。話も増やしつつ同人版でやります」 古鉄≪なので下ねたたっぷりですね。まぁあれですよ、週刊マガジンで連載できるレベルですよ≫ (天下の週刊マガジンなら大丈夫だ) 恭文「具体的にどこが増量しているかというと」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ というわけで、恭文くんは道着にお着替え。こういう時、恭文くんの体型が役に立つ。 女性的な体型でもあるから、余っている道着を貸せるのよねー。 まぁ恭文くんなら上着を脱ぐだけでOKでもあるんだけど、ムツミちゃんがやりにくいだろうから。 「でもムツミちゃん、本当に運がいいわね」 着替えを待っている間に、ムツミちゃんに軽くウィンク。それでムツミちゃんやみんなが、きょとんとし始めた。 「真面目な話をすると、恭文くんに教わるのはかなりお得よ?」 「アリアちゃん、それってどういう事かしら」 「あれ、知らなかったんですか?」 少し意外だったけど、まぁしょうがないわね。まだ付き合いも浅いし、なによりアイドル事務所。 そういう荒っぽい一面は見せないだろうし、知らないのも当然かも。 「恭文くん、第一種忍者の中でも……Notエロな寝技とサブミッションがトップクラスなんです。 そっちの技中心で戦うと、相当な格上相手でも楽勝ってレベル」 「えー! そ、そんなに凄い人だったんですかっ! 火野さんってっ!」 「それは、初耳かもー。でもプロデューサーさん、基本は殴ったり斬ったりって」 「まぁその手の技は捕縛を考慮したら、どうしても速攻力に欠けますから。 動きも止まる事が多い関係で、基本はそっちですね。……まぁ恭文くんなら」 そこでつい妖しく笑っちゃうのは、長年の付き合いからだと思う。三浦さん達、ちょっと引いちゃったわ。 「夜の寝技も得意だけどっ! それはもう、アヘアヘ状態よっ!」 「あらあら……プロデューサーさんったら」 「夜の……あれれ? そんな寝技あるんだー。凄いや、忍者ってー」 三葉ムツミ――とっても純粋です。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 恭文「こんな感じですね。……暴走している」 古鉄≪この調子で下ねた満載な話もいきましょう≫ 恭文「掲載できるかな、それ」 (週刊マガジンでもOKなレベルなら) 恭文「更には最近恒例となった、あの軍師も活躍します」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「えぇい、落ち着けヴァイスっ! 私は何一つ間違った事は言っていないぞっ!」 「いいやっ! アンタは間違ってるっ! 最終決戦での馬鹿な判断以上の間違いだっ!」 「あれ以上とはなんだっ!」 「おいおい、白熱してるなー。一体どうしたんだ」 放っておくと殴り合いになりそうなので、差し入れを持ちながら介入開始。それで三人が俺の方を、ハッとしながら振り返った。 「あぁサリエルさん、いいところでー! ヴァイス陸曹を止めてくださいっ!」 「そうだな、サリエル殿に是非を判断してもらおう。客観的視点があれば、お前も自分の馬鹿さ加減に気づくだろう」 「なるほど、わけが分からないな。なんの話してたんだよ」 「いや、そろそろいい時間じゃないっすか。それで夜食って話になったのはいいんですけど」 陸曹が言うように、現在午前十二時を回ってすぐ。確かにそろそろ小腹が空く時間だ。メニューで揉めたとかか? 「そこから夜食といえば袋入りラーメンだなって話になったんっすよ。それならやっぱりサッポロ一番だなと話したら」 「話したら?」 「シグナム姐さん……インスタントラーメンなど、どれでも似たようなものだろうって言ってきたんっすよっ! いい年こいた大人がそんなもののどれがいいかなど、こだわってどうするとまで抜かしやがったっ!」 「馬鹿野郎っ!」 即行で副隊長にハリセンを打ち込む。右薙の打撃を顔面で受けた副隊長は、『ひでぶっ!?』とか言いながら倒れた。 「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ! な、なにしてるんですかー!」 「しかもアルトの奴、サッポロ一番が好きだって言うから、どれが好きだって聞いたんっすよっ! そうしたら……『どれでも』とか言いやがるんですよっ! どれでもとかっ!」 「若いからって調子乗ってんじゃねぇっ!」 今度はアルトちゃんの頭頂部をどつき、しっかりお仕置き。……なんて悪だっ! 万死に値するな、コイツらっ! 「待て待て待てぇぇぇぇぇぇぇぇっ! サリエル殿、いきなりなにをするのですかっ! まさかヴァイスの肩を持つとっ!?」 「当たり前だろうがっ!」 詰め寄ってきた副隊長の顔面を、またハリセンでどついて黙らせておく。 なんでか信じられない様子で俺を見てくるが、そんなのは気にしない。てーかそんな目をする権利そのものがない。 「お前らは分かっていないっ! 袋入りラーメンがどれほど凄いものか、全く分かっていないっ! そこまで言うのならしょうがないっ! 一つずつ解決していこうかっ! まずアルトちゃんっ!」 「は、はひっ!?」 「サッポロ一番……どれでもだとぉっ! そこは奥が深いんだよっ! なぁ、ヴァイス陸曹っ!」 ついヴァイス陸曹と肩を組むと、陸曹はそれに合わせて全力で頷き。鼻息も荒いのは気にしない。 「うっすっ! アルト、今すぐ謝れっ! 本社に向かって土下座しろっ! その貧相な胸を寄せて謝れっ!」 「誰が貧相ですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! なにわけの分からないキレ方でセクハラしてきてるんですかっ!」 「当たり前だ馬鹿者がっ! いいかっ! サッポロ一番と言えば……陸曹、分かるなっ!」 「もちろんっすっ! しょうゆっ! みそっ! 塩の御三家ですっ!」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 恭文「というわけで、今回やる話の一つは袋入りラーメン。めしばな刑事タチバナを元にしています」 古鉄≪ちなみに作者は塩派です≫ (塩いいよね、食べ飽きないよね) 恭文「他にも缶詰などについても語っていたりするので、ご期待ください」 古鉄≪作者のこだわりも若干入ってますしね≫ (それなりにうるさいです。 本日のED:RIDER CHIPS『Elements』) [*前へ][次へ#] [戻る] |