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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
とまと幕間第13巻制作進行報告(サンプルその1 2013/5/29)



古鉄≪はい、というわけで先日小出しにサンプルなど出していけたらと話しましたが……すみません、あれ嘘や。
具体的に嘘はドキたま/だっしゅってところです。そないに出せません、ネタバレばっかでややアウトでした。
というわけで、同じくちょこちょこ描いているA's・Remixが乗る幕間の制作報告です≫

恭文「……もうウラタロスさんは許してあげよう」


(『いや、あれ僕じゃないから』)


恭文「A's・Remixの方は、前回からの続き。更におかしい事になっていきます」

古鉄≪主におかしくしてるの、八神のこの人ですけどね≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


喜べないシチュで八神はやてが見つかった事により、捜索は終了。僕もアースラへ戻った。

ヘコみ気味のエイミィへ差し入れなども渡したところで、ユーノから定時連絡。

ユーノにはその能力を生かし、闇の書について調べてもらっていた。ちょうどいいので恭文の能力について聞いたところ。


『――瞬間詠唱・処理能力? もしかしてその能力保持者がいるのかな。また珍しい』


予想外にあっさりとした答えが返ってきて、頭痛がしてくる。


「調べるまでもなく知ってるしっ! ユーノ君、その……本当にそんな能力があるの?」

「僕やエイミィもそうだが、艦長やフェイト達ですら知らなかった。というか、それはとんでもないレアスキルだろう」

『いや、レアスキル認定はされていない。えっと、ちょっと待って』


それでぷかぷかと浮かんでいるユーノの近くに、一冊の本がくる。どうやら書庫で検索し、本を引き寄せたらしい。

ユーノの出身部族であるスクライアは、この手の捜索技術に長けた部族だ。

だから適性があると思って紹介したんだが、現在まで八面六臂の活躍中。まさに天職と言わんばかりの状況だ。


『まずその能力は……例えば詠唱や処理を破棄しているとか、そういうのじゃないんだ。
スキルというより体質に近いものがある。能力保持者は凄まじい速度で、詠唱・処理を行っているにすぎない。
だから瞬間っていうよりは、超高速詠唱・処理実行能力って言った方がいいかも』

「……違いが分からんぞ。とにかく普通に唱えているというところは変わらないから、レアスキルではないと」

『そんな感じ。あと疑問に思っている術式コントロールだけど、ここも問題ない。
能力保有者には先天的に、極めて高い魔力制御技術が備わっていてね。
それもかけ合わせる事で、驚異的な詠唱・処理速度を実現している』


……こっちのツッコみどころを見事に潰してくれるな。思わず苦笑いだぞ、僕は。

なら……もうちょっと突っ込んでみるか。物質変換や瞬間的なプログラム体への介入が、可能かどうかだ。


「ではその能力を用い、独自的な術式を構築する事はできるか」

『もちろん可能だよ。というか、それなら守護騎士対策は取れる』

「どういう事だ」

『バリアブレイクの応用だよ。能力保有者が守護騎士達に触れ、プログラム介入。
あとは身体を構築しているプログラムをズタズタにすれば』


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「というわけで、こっちでも僕の能力が……対魔導師としては協力だ」

古鉄≪深く考えずに設定しましたけど、使おうと思えばここまでできる。なんと恐ろしい≫

恭文「まぁそういうのが分かる話に仕上がるかと」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


――車椅子で歩道に出る。信号確認はバッチリやから、そのまま前へ。

結構大きめな道路やけど、慎重に……そう思う取ると、右側から強い光が生まれる。

なんやと思いながらそちらを見ると、うちに向かって、トラックがふらふらとしながら迫ってくる。


こんな身やから逃げる事もできず、うちはただ光に飲まれる事しかできんかった。

目を閉じ、腕で顔を覆って、次に来るであろう衝撃に備える。無駄な事やのになぁ。

けどいつまで経っても衝撃はこんかった。それどころかどうしてやろう。


聴こえていた街の喧騒が、一気に小さくなる。恐る恐る目を開けて目にしたものは、信じられない光景やった。

三百六十度いっぱいに広がるのは、海鳴の夜景。しかもビルなんかよりもずっと高く浮かんでいた。

うちの足元には、三角形の白い図形。それがぐるぐると回転し、うちの周囲を照らしている。


なんや、これ。うち……空の上に浮かんでる? もう一度辺りを見るけど、どこにもトラックらしきものはない。

どういう事かと思っている間に、膝に置いてあったあの本が浮かび上がった。

白かった魔法陣は紫と混じった黒に染まり、周囲にもその光が満たされていく。


そうして鎖がぱんと弾け、閉じられていた本が一気にぱらぱらとめくられる。


≪封印を解除します≫


なんや、この電子音声みたいなんは。本から? でも、本よな。機械とかやのうて。

混乱している間に本はうちの前へ降りてきて、ぴたっとめくられていたページをすべて閉じる。


≪起動≫

「闇の書の起動を確認しました」


やけに男前な声が右側から響く。驚いてそっちを見ると、空に女の人が浮かんでた。

紫神ロングで、黒のノースリーブにミニスカ、それにショートブーツ?

こっちも紫の図形に乗って、なぜかうちに対して跪いている。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



古鉄≪はい、いよいよ冒頭からどうしてこうなったのか、その辺りの話もします。
この辺りの構成変化は、劇場版の流れに準じてです≫

恭文「劇場版では二度目の戦闘後、はやてのモノローグになって……だしね。
それに伴って、HP版ではやっていないシーンなども追加されています。例えば」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「――おはようございます」


また別の声……もう頭痛くなりながら目を開けると、また違う場所にきていた。

どこまでも暗い闇――夜の世界。舌には波打つ光があって、ぶっちゃけもう海鳴ですらなかった。

そんな中、跪く銀髪お姉さんがいた。服装はあのみんなと同じ漢字で、左足だけソックスが短い。


右足は太ももまでの長さで、絶対領域出してるのにや。それでなおかつ、めっちゃえぇおっぱいやった。

サイズは九十オーバーやろうか。触ったら柔らかそうで、つい生唾を飲み込む。


「えぇ、おっぱい」

「……はい? とにかくその、お目にかかるのは初めてとなります。私はこの子」


そう言って銀髪さんは、左手を脇に抱えていた本へ添える。右手で持たれていたそれは……あ、うちの本や。


「夜天の魔導書の、管制融合騎です」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪はい、某いがしょう様が大喜びなあの人登場です≫

恭文「まぁさっきも言いましたけど、今回は劇場版準拠。
この辺りの流れは八神の僕が絡んでも、基本変わりません。
このためにまた劇場版を見返し、このシーンとかどうしようかと悩み」

古鉄≪特に守護騎士側の描写ですね。流れが大きく変わってますし≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


それからも穏やかな日々は続く。まぁ夏休みの間恭文が、ちょおホームステイしたりはあったけど。

冬木市というところで、外国の人妻に気に入られてアバンチュール……アイツは将来、絶対女ったらしになる。

てーか運悪いから、なんか巻き込まれてへんかともう毎日ヒヤヒヤ。それはシグナム達も同じや。


うん、当然やな。坂を転げたと思ったら、その途端に不良四人に絡まれるんやもん。

それでかつあげされると、シグナム達が助ける前に不良達ぶちのめして、慰謝料請求するんやもん。

そうしたらソイツら、うちらが通りがかると背筋伸ばして挨拶してくるんやもん。


段差でちょお困ってたら、すぐ助けてくれるんやもん。それ以外でもボランティア活動とかしてるんやもん。

なんやあれ。恭文がこの街を牛耳る日も近い。そんな事を考えながら、今日も一日が終わる。

それでシグナムがうちをお姫様抱っこして、庭に出た。空は星の輝きでいっぱいで、つい息が漏れる。


「主はやて、よろしいのですか?」

「なにがや」

「あなたの命あらば、我らはすぐにでも蒐集を開始し、あなたは大いなる力を得る事になる」

「……それは駄目ーって言わんかったかぁ?」

「いえ、ですがその」


そこでシグナムが申し訳なさげに、うちの足を見た。……あぁ、なるほど。そういえばその話もされてたなぁ。

闇の書を完成させて得られる力で、うちの足も動くようになるかもしれんって。

シグナムなりに心配してくれてて、そういう道もあるにはあるって言ってくれとる。


その気づかいが嬉しくて……でもうちは首を振った。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪こんな感じですね。テレビでもあったシーンですけど≫

恭文「こうして見返してみると、よくもまぁ二時間半にまとめたよね。
しかも後半一時間はバトルバトルバトルなのに。ヒットラーのリスト超えもおかしくないのに」


(放映時間三時間超えですね、分かります)


恭文「それで当然ながら、八神の僕も頑張ります」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


早足でやってきたのは八神家。やっぱり人気のない家の中へ入り、そのまま後始末開始。

まずは逃亡先に関する手紙や資料を全て、魔法で作った不可思議ポケットの中へ。後を追われると面倒だから。

ついでに親戚の連絡先と……まぁこんなところかな。とにかく第三者が、僕の後を追えないようにする。


それから僕の部屋へ上がり、入ってそうそう壁に手を当て物質変換。

火花を走らせながら、壁の表面を一旦塵に還す。そうして中に入れっぱだった包みを取り出す。

細長いそれに包まれていたのは、僕の身長くらいの両手槍。久々に見るけどその輝きには、一片の曇りもない。


槍を持ち、軽く回してから不可思議空間へ収納。さすがにこれ持ち歩くのは辛いしね。

そんな僕の様子を、途中で合流したタマモが心配そうに見ていた。


「……ご主人様、あの」

「大丈夫、迷いなんてやっぱりない。それがハードボイルドだもの」

「ほんとですか?」

「もちもち」


振り返り、タマモへ笑顔でサムズアップ。


「来るべき時が来るまで、絶望なんてしてられない」

「……そうですね。ご主人様は最後の希望となる、選ばれし者ですもの」

「当然。そうじゃなきゃ王様やら金ぴかに、上から笑われるし」


そう返すとタマモは、やや安心した表情になった。それから思いっきりガッツポーズ。


「それじゃあ私、早速占いでアイツらの行方探しますねっ! ご主人様は」

「決まってるでしょうが」


そう言って指を鳴らすと、穴の開いた壁から火花が走る。すると壁はひとりでに自然修復。……これでよしっと。


「鍛えるのよ」

「ですよねー」

「それにどういう形であれ、シグナムさん達はまた姿を現す。……みんなが来た当初に言ってたのよ」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文(A's・Remix)「こんな感じで戦闘開始。なお拍手でやっている、キャス狐との第四次聖杯戦争の要素も取り込んでたり」

古鉄≪これもいつか、前話ネタとしてやってみたいですね。
こんな感じで、OOO・Remixの番外編は三話。……分量増えたんですよ、また。
それでこっちの方は二話分まで書き上がっています≫

恭文「作者が十二時間睡眠とかするから。こんな感じで制作順調ですので、お楽しみにー」


(やばい、進撃の巨人が面白い。漫画見ておけばよかった。
本日のED:UVERworld『CHANGE』)




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