作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー とある魔導師と閃光の女神のえ〜すな日常/いんふぃにっとII 第4巻経過報告:03(サンプルあり)(2017/6/19) 古鉄≪というわけで、いんふぃにっとSII……本編のサンプルです≫ 恭文「とはいえ、サンプルとして出したもの準拠……大きく変えられる部分がー!」 (ここで変えたら、後々とんでもないことに……!) 恭文「まぁそんなわけで、サクッといきましょう。どうぞー」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 突如現れた新キャラ――とにかく身分の照会もさせてもらったが、本当に会長のようだ。 「本当に、会長さんなのー?」 「あぁ」 「でも、えっと」 「オレはいわゆる不老でな。一度死んで生き返った結果、今日までしぶとく生き続けてたんだよ」 『不老!?』 地尾殿……く、タイムトラベルの最中だった! さすがに理解し難(がた)いが……いや、納得していた。 それならばこれだけの覇気、まだ分からなくもない。 「では、本当に……リローヴ・ラケルスとは」 「リローヴはオレの兄貴だ」 『兄貴!?』 「だが兄貴は……ツルギ達ソードアイズは、ちゃんと天寿を全うして旅立った。 もしマジだとしたらソイツは亡霊か、名を騙る何者かだ」 「もしかして会長さん、だからわざわざここに? お兄さんの名前が利用されているならって」 ハミルトンの指摘に、会長は肩を竦(すく)める……ただそれだけを返した。 「それよりそっちの、シャルロット・デュノアだったか」 「ペンタン……ペンタン……ペンタン……」 「デュノアさん、またトリップしてる……」 「さすがにおかしいだろ、おい」 アイツは専用機持ちの中でも、比較的常識人……八神のボケが加わらなければな。 そんなアイツが、私の出した課題中にあの蕩(とろ)け具合。本来なら一発どついて引き戻すところだが。 ◆◆◆◆◆ 「やはりアンタの仕込みだったんだな」 『君は』 「通信越しだが失礼するぜ。スオウ・ラケルス――国際バトスピ連盟を取り仕切らせてもらっている」 『なるほど。あれらに気づいたのはあなたでしたか』 即座にただ者ではないと見抜いたらしい。いきなり敬語になって、会長は楽しげに笑う。 「正確には、アンタの娘が気づいた。……ISとのシンクロを高めるために、座禅授業をやってたんだよ。 そうしたらこちらのお嬢さん、オーバレイの意識にアクセスしたらしくてな」 「スオウ会長はたまたま訪ねていらして、我々の相談に乗ってくれたんです。 ……それでカードをこのままにしておくと、オーバレイに引っ張られ運用に支障が出るとも」 『シャルロット、そうなのか』 「うん。……あ、ただカードが邪魔とかじゃない……と、思う。多分ぼくが、逃げていたから」 その言葉に目を細めると。 「ISと……ラファールと、どう向き合うか。その答えを出すことから」 デュノアは、至極当然のことを言い出した。 そう、当然のことだった。そもそもコイツがISに乗り始めたのは……どうしてだ。 亡国機業の陰謀から守るためとはいえ、デュノア社に引っ張られたことから始まる。 IS適性が高いだけなら、まだよかった。その結果が男装してのスパイ行為に繋がる。 デュノアにとってISとデュノア社……父親は檻も同然で、一夏はそれから救ってくれた英雄(ヒーロー)。 だが、それは半分間違いでもあった。セドリック社長は娘を案じ、守ろうと全力で戦っていた。 父親との向き合い方は変わった。そして檻<ラファール>もまた目覚め、相棒としてここにいる。 だからなのだろう。 オーバレイがここで出てきたのは、偶然などではなく――。 ◆◆◆◆◆ 「――もやしは仲間じゃなくて、使い捨ての道具でしょ。”大首領”はどこだ」 僕が笑ってそう言い切ると、奴は嬉(うれ)しそうに拍手。 驚きも込みなそれは、嘲りと感心が交じり合いながら響いていた。 『よく気づきましたね。そう、その通り』 「本物の門矢士は。妹か姉もいたはずだろ」 『分かっているはずでしょう』 ……そこで突然……地下深いこの場所に、地響きのようなものが伝わる。いや、地中だからこそ伝わるのだろうか。 『派手にやっているようですね』 「派手に? まさかこれは」 『えぇ、侵略開始ですよ。あなた方は遅かったわけです』 やっぱり……! 「御主人様」 「堕天龍達が『デンライナーがこられない』って言っていた原因は、これだ」 ≪そういう、こと……!≫ スーパー大ショッカーがここまで派手にやってるなら、その命運を分ける決戦は正しく世界の岐路。 それが大荒れにならないはずもない。 つまり僕達は帰還しただけじゃない。 ……最終決戦の場に乗り込んだのよ。 下手をすればクラナガンが、ミッド全体が焦土になりかねない大戦争だ。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 恭文「宇宙の眼……その破壊と同時進行で、シャルロットも試練に立ち向かう」 古鉄≪HP版と違って、もうラファールも目覚めていますしね。そこは再確認の意味が強いですけど≫ (つまり、後々あのバトルが……がふ!) 恭文「そうそう、バトルで思い出した……話題に出そうと思っていて、ずっとすっ飛ばしていたんだ。 ……もうすぐバトスピの新しいコラボブースターが出るぞー! それもウルトラ怪獣……今回はウルトラマンも参戦!」 (ぱんぱかぱーん!) 古鉄≪それ、前に言ってませんでした?≫ 恭文「いや、改めてね。それで次回のコラボブースターも既に決定! なんと……デジモンだぁぁぁぁぁぁ!」 (九月発売なので、カード関係の詳細はまだ不明。ただウォーグレイモンやアグモンは出るそうで) 恭文「やっぱ煌臨で進化するのかな。今度のブースターに入るウルトラマンオーブ系のカードはそうだし」 古鉄≪限定的サーチしかないバトスピだと、構築が大事になりそうですね。ただ、あなたは最近天霊に浮気気味≫ 恭文「いや、煌臨編でまた強化されたのが嬉しくて……」 (『わたしもいっぱい一緒に戦えて、嬉しいよー♪』) 恭文「九月だからなぁ。ここも注目……デジモンのコラボブースター、ひと箱だけでも買おうかなぁ」 古鉄≪そうですね。公式にお金を落としていくのは大事です。でも、どうしてひと箱なんですか≫ 恭文「……リリモンとかロゼモンとか……エンジェウーモンとか、女性デジモンばっか出そうで……!」 (説明しよう。蒼い古き鉄は運命力ゆえか、ブースターを買っても女性カードしか出ないのだ) 古鉄≪そうでした……基本バラ買いでしたね≫ 恭文「うん……! と、とにかく次のサンプルだ」 古鉄≪いよいよ敵の親玉が登場……ただ、HP版では見えない姿もあり≫ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 男の話をしよう――。 望んでいたのは、何不自由なく過ごせる平穏。 彼はそれが不変だと信じて疑わなかった。 自らを厳しく律し、不正と悪徳に手を染めず、真っすぐに生きていく。 そう、振り下ろす剣のように――しかし、それは間違いだった。 自らが引き金を引かずとも、撃たれるときもある。だからこそ人は”理不尽”という言葉を作った。 彼に襲いかかったのは、まさしく理不尽だったのだろう。だがそれでも彼は抗(あらが)った。 真っすぐに生きていけば、自らを厳しく律していけば、必ず報われる。 いや、”報われないはずがない。自分はこんなにも研鑽(けんさん)を積んでいるのだから”――それが悪徳とも知らず。 それとも目を向けなかったのだろうか。そして男は、あの日を迎える。 ◆◆◆◆◆ 女の話をしよう――。 望んでいたのは、何不自由なく過ごせる平穏。 彼女はそれが不変だと信じて疑わなかった。 しかし、そんな日々に亀裂が走った。幼き少女は非凡なる才能を秘めていたからだ。 男は、彼女は、最初は大変喜んだ。しかし二人は徐々に悟っていく。 彼女がその才能ゆえに歪(ゆが)み、他者に対して冷淡な瞳を向けていることに。 だから彼女は説いた。愛を説いた。揺るぎなく、大きく、優しき愛を説いた。 だから男は説いた。正義を説いた。強く、厳しく、真っすぐな正義を説いた。 二人は期待した。少女が優しく、強く、正しい心を持つと信じた。少女の妹がそうであるように――。 ……それが愛と、疑うこともなく。 ◆◆◆◆◆ アステカ遺跡を必死に目指していたところ、目前というところで通信が届く。一体何だと思ったら……! 『ダーグ!』 「ヤスフミ!」 「やすっち……てめぇぇぇぇぇぇぇ! 独断専行しやがって!」 『なぜ分かった!?』 「背景で丸バレだぁ!」 「そ、そうだよ! そこ……なんかラスボスダンジョンっぽいし!」 何だよ、その意味ありげに薄暗く、ダークパープルの内装は! 明らかに怪しいだろうが! まともな場所じゃねぇよ! 「監視を続けろって言ったろうがぁ!」 『いや、宇宙の眼を作っているなら、早めに止めないとヤバいかなーと。ほら、ちょうどみんなお留守だったし』 「気楽すぎるだろうがぁ! つーか言え! どれだけ壊した……被害は何ヘクタールだ!」 『出してないよ! それより聞いて!』 おうおう、聞いてやるよ! ヘクタールじゃなくてメートルの被害を。 『ここに宇宙の眼はない!』 ……そこで、とんでもない話を聞かされ、目をパチクリさせてしまう。 「ない……?」 『ないんだよ、どこにも! 全区画を手当たり次第に調べたけど、それらしい装置はどこにもない!』 『確かにSAに絡んだ生産工場やら、研究施設はありました。でもそれだけ……設備も今までのプラントとさほど変わりません』 「どういうことだ……監視していたんだよな!」 『だからだよ! それらしい映像も流れてなかったから、おかしいとは思ってたんだよ!』 それで乗り込んだのか、お前! うわぁ……自分の目で確かめなきゃってやつか! ◆◆◆◆◆ 通信が急に切れた。 「ダーグ? ……ダーグ!」 それだけではなく、こちらのアクセスが途絶。モニターが落ち、辺り一帯にとんでもない嫌な感じを覚える。 というか、サラッとAMFも展開……装置は封じていたんだけど、アクセス権限は向こうが上だからなぁ。 ≪これ、もしかして≫ 「ヤバい感じかなぁ……!」 すると落ちていたモニターが展開し、簡潔なワードメッセージのみを表示する。 ……時刻は十二時十二分十秒。 ――君は知りすぎた―― ――だから消えてちょうだい―― ≪「ですよねー」≫ 作っておいたドアに飛び込んだ瞬間――この基地は、”飲まれてしまう”。 まるでゼリーを吸い込むように、そんなアッサリとした動きだった。それでまた確信を強める。 全てを食らうような貪欲(どんよく)さと、”二人分のメッセージ”。間違いなく犯人はあの二人だ。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 恭文「テ……テッキイッセンマンー!」 古鉄≪さすがにここでそのコメントはおかしいでしょ≫ (説明しよう。蒼い古き鉄はテッキイッセンマンとは別人である! そう装っているのである!) 恭文「テッキイッセンマンが破れた……もう、世界は終わりだぁ」 あむ「絶望しすぎじゃん! というか、もうバレてるから! テッキイッセンマンってアンタじゃん!」 恭文「違う! テッキイッセンマンはテッキイッセンマンだ!」 あむ「なんでだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 古鉄≪というわけで、テッキイッセンマンも活躍するいんふぃにっとSII。 いよいよクライマックスも近くなってまいりました。みなさん、何とぞよろしくお願いします≫ (みなさん、何とぞよろしくお願いします。 本日のED:『テッキイッセンマンの歌』) [*前へ][次へ#] [戻る] |