雑記(作品解説や緒注意など)
※劇場公開前夜記念・なのはさんが、『魔王』と言われる理由を振り返ってみよう
あむ「・・・・・・ね、タイトルおかしくない?」
恭文「いやいや、普通に劇場で『魔王』コールなんてしたら、顰蹙でしょ?
もしかしたら、昨日発売されたPSPのゲームを、劇場のロビーでするかも知れない」
あむ「えっと、その言い方だと・・・・・・知らない人同士と言うことだよね」
恭文「うん。ようするに、そこで意気投合して誰かと仲良くなる可能性を考慮して、このスラングについてあえて振り返ってみようと思います」
(注:そういう体です)
恭文「まぁ、普通にこのネタが嫌ってる人も居るので、失敗しないようにおさらいってことだね。
普通にさ、とまとみたいな小説の中でやる分には、まだ良いのよ。あむ、どうしてか分かる?」
あむ「えっと・・・・・・『読まない』って選択肢が出来るから?」
恭文「うん。だけど、人同士の会話の中だと、それは出来ないのよ。
突発的に出るものだしさ。あと、こういう拍手が最近来たの」
(※ リリカルなのはのファンになって日が浅いのですが、色々なところでなのはさんが「魔王」と呼ばれていますがなぜですか?
DVDを一気に観たんですけどそんな感じはしなかったのですが・・)
(※ ティアナ撃墜時のなのはの顔はTV版とDVD版とでは違うと聞きました、どのように違うのですか?)
あむ「・・・・・・ちょうど良かったんだね」
恭文「タイミング的にもね。それじゃあ、授業開始です」
(たまご・・・・・・たまご♪)
恭文「まず、一般的になのはが魔王と言われる原因は二つ。StSTV阪8話の撃墜シーンの作画が酷く、別人レベルになっていたこと」
(なお、タイトルは『願い、二人で』です)
恭文「そしてもう一つは、なのは役の田村ゆかりさんの演技が、鬼気迫る物・・・・・・ようするに、レベルが高いことが所以なんです」
あむ「えっと、一応お話の中身の復習。StSの8話は、なのはさんがどこか悲しげに、訓練で無謀な手を使ったティアナさんを修正する話」
恭文「ざっとした感じで説明すると、そうなる。本来なら、ある程度の悲痛さがある。シーンなのよ。
いや、それを出さなくちゃいけない。なお、ゆかりさんの演技はそんな感じ」
(そう、青い古き鉄もゆかり姫の凄さは認めているのだ)
あむ「じゃあ、それに映像がこう・・・・・・ブーストされた感じってことだよね。
あたしも、一つ目の拍手の人と同じでDVDでなのはは見てるんだけど、TVはそれと全然違うの?」
恭文「うん。もうね、ハッキリ言おう。なのはの原型はない。
で、それがあんまりな目なんで、ネット上で魔王って言われるようになったの」
あむ「え、いきなり魔王って、おかしくないかな」
恭文「いや、その前段階がある」
(そう、残念なことに、魔王というのはクラスアップ後の名称なのだ)
恭文「二期の後半で、炎の中でなのはが『悪魔でいいよ』と言うシーンがある。
それで、またネット上でなのはは悪魔だという認識が広がった」
(もちろん、ネタ的なスラングですので、あしからず)
恭文「そこからさっき言ったような感じなんで」
あむ「魔王にランクアップしっちゃったと。
というか、たしか公式で認めちゃってるって聞いたんだけど」
恭文「プロデューサー自らが、劇場版発表記念のイベントで、ゆかり姫の真ん前でね。で、DVDでは、そんな表情が修正されているのですよ。
まぁ、分かり易く言うと・・・・・・手直し? DVDに収録するさいの手直しは、アニメとかだと結構多いのよ。だた、StSではかなり多い」
あむ「例えば?」
恭文「まず、今話に上がった8話。OP映像の一部修正。17話のあれこれ」
(ボロボロのギンガさんの、虚ろな目とかが追加されております)
恭文「あと、フェイトが緊縛プレイを受けてた24話。ここも、8話同様に大きく手直しされてる」
あむ「そ、そこまでなんだ」
恭文「いや、まだ一部よ? 全体を通してみると、もっとあるから」
あむ「というかさ、8話の修正部分がなのはさんの顔だというのは分かったけど、24話は?」
恭文「まず、フェイトの表情。こっちも元絵からすると、崩れてると判断されたみたいだね。
まぁ、8話のなのはほど別人ってわけじゃない。あれは、充分許容範囲よ?」
(ただ、作画崩れの基準は非常に難しいのです)
恭文「あとは、真・ソニック使用時のエフェクトとか、演出面の方だね」
あむ「それだけかな」
恭文「いや、まだある。あむ、キャロがヴォルテールを召喚したり、エリオのジャケットの右袖が攻撃の時に吹き飛ぶ場面があるでしょ?」
あむ「あー、うん。あったあった」
恭文「まず、その重要な召喚シーンにこの回のフェイト以上に作画が崩れてた。もう、別人だった。
で、エリオの右袖が吹き飛んだ後のシーンなのに、何故か吹き飛んでない状態になってたりとか」
あむ「そ、それはまた」
恭文「まだあるよ? ヴォルテールと白天王が、ビルの上に遠近感とかサイズとか無視で、平然と立ってたりとか」
あむ「そこまでっ!? というか、DVDにそんなシーン無かったんだけどっ!!」
恭文「全部、程よく修正されたからだよ。後の2話は、そういうのなかったんだけどなぁ。
うー、やっぱり24話は色んな意味でアウトだよ。今ひとつスッキリしない」
(青い古き鉄、やっぱりあのお話は不満のようだ。というか、作者も)
あむ「・・・・・・なるほど。でも、作画崩れってよく言うけどさ、どういうのを言うのかな」
恭文「単純に絵が崩れてるって考えれば正解だけど、それだけじゃないね。
ようするに、そのシーンに沿った描き方じゃないのが、問題なんだよ」
あむ「・・・・・・どういうこと?」
恭文「極端な話、ギャグ顔とかも崩れと言えば、崩れでしょ?」
あむ「あ、うん」
恭文「ギャグ顔とか、そういう崩した顔を狙って描いて、シーンに合わせてるなら、いいのよ。
実際、思いっ切りアクションする時、普段とは違う感じにする作画もあるしさ」
(某ノエインの1シーン・平成版鉄腕バーディー・クレしんのオトナ帝国のクライマックスシーン等々)
あむ「それは、演出のため・・・・・・だよね。こう、躍動感というかそういうのを出すため」
恭文「そんな感じだね」
あむ「じゃあ、そういうのにはどう見ても思えないのが、本当の作画崩れになるのかな」
恭文「あくまでも、個人の主観・・・・・・一つの定義としてね? ただ、やっぱ作画クオリティは大事なのよ。
StSは、前の二期に比べるとその辺りが・・・・・・なんだよねぇ。というかさ、これこそ劇場版にして欲しい」
(そう、普通にそこを期待してしまうのだ)
あむ「で、24話は大幅書き直し?」
恭文「1ファンとして、してくれると・・・・・・まぁ、Remixとしてね。やっぱりファンとしては、期待するもの。
とまとでは大人なのはとフェイトには一つの回答は出したから、公式でどうなるかが見てみたいなーと」
あむ「あたしも、確かにあの話はなぁ。・・・・・・でも、アニメ作るのって、きっと大変なんだよね」
恭文「そりゃあね。沢山の人が居て、やっと作れるものだもの。
うん、ありがたく思わなくちゃいけないよ。クオリティとか、そういうのとは別にさ」
あむ「なるほど・・・・・・ようするに」
恭文「ようするに、なのはが魔王と呼ばれた原因の一端を知るためには、DVDではダメですね。
ぜひ色々と手管を使って、TV版・・・・・・StS8話などをごらんください。そうすれば、少しだけ分かります」
(・・・・・・というのが、話の結論らしい)
恭文「ただ、誤解しないで欲しいのはこれがあくまでも原因の一つだと言うことなのよ」
あむ「中の人の演技とかもあるしね」
恭文「いい意味で、絵の表現をブーストさせちゃったから。ただ、それだけじゃない。
なのはのそれまでの行動とか、性格とかも原因なのよ。ほら、『なのちゃん』じゃないから」
(なのちゃんは、暴力反対な平和主義。なのはさんは、基本同じだけどやる時はやる人・・・・・・というのが、公式)
あむ「あぁ、『お話』だね」
恭文「その通りだよ。それで砲撃撃ちまくってる前科があるからなぁ。
てゆうか、ニコ動でPSPのゲームの映像がアップされてたんだけどさ」
(なお、現在1月の22日。作者の手元にはゲームは届いていません。Amazon・・・・・・まだです)
恭文「砲撃と誘導弾とバインドの三点突破だった。作者の認識は、間違ってなかった。
というかさ、砲撃が主軸だもの。砲撃がアイデンティティなキャラだった」
あむ「・・・・・・そっか。うん、予測してた」
恭文「そう言えばさ、拍手で教えてもらったけど、あむを後継者として狙ってるらしいよ?」
あむ「はぁっ!? いやいや、あたし砲撃撃てないしっ!!」
恭文「オープンハートを砲撃だと思ったんだよ、きっと」
あむ「アレは砲撃じゃないからっ!!」
(とりあえず、色々な積み重ねで『魔王』というスラングが生まれたというお話です。
本日のED:『ワルキューレの騎行』)
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