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宮川学園




「…いざって時も咲哉は強いし、大丈夫だとは思うけど…」



「だね。咲哉、そこら辺にいる不良よりは数段強いからね(笑)まぁ次の時間辺りには戻ってくるっしょ」


そう二人が話していると来莉は咲哉の机の中から一冊のノートを取り出す。
また咲哉のノートを取るつもりであったみたいだった
先ほどの授業の分も来莉はしっかりととっていたのだ。



「優しいね来莉は。俺、咲哉と幼なじみだったけどノートとってあげたこと一回も無いよ(笑)」


「…クスッ…そうなんだ…。一回くらい………とってあげようよ………」


そう凪がいうとクスリと笑い自分の席に戻って行った
その数秒後に次の授業のチャイムがなった。

しかし彼等はまだ気がついていない。もう後戻りは出来ないであろう境目まで来ていたことに


陸Side終わり



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