[前]雲色の願い
6
暇だから本を読んでいれば、外から足音が聞こえた。
そして、扉が開いた。
「やあ」
「ヒバリさん!!
うそ──!!?
え!?なんで病院に!!!」
「たぶん、カゼをこじらせたからかな」
(たぶんて…ι)
ヒバリさんって天然だと思う。
山本と同じぐらいの。
だってそこに転がってるボロボロの人達の事を聞いたら、
「知らない」
「え゙───!!?」
って言ってたし。
「沢田綱吉」
「は、はぃぃぃい!!」
いきなり声をかけられて驚いた。
「今から僕は寝る」
「は…」
「寝ている間に物音をたてたら…
…咬み殺す」
チャッとトンファーを構える。
沢田綱吉は慌てふためく。
退院すると騒げば、院長が入ってきた。
院長が頭を下げれば沢田綱吉は驚いていた。
「じゃあそろそろ寝るよ
ちなみに僕は葉が落ちる音でも目を覚ますから」
「なっ」
(院長も出て行き)
(部屋には恭樺とツナだけとなった)
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