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[前]雲色の願い
ゲーム



恭樺が眠れば、扉がガラ…と開いた。

隙間から顔を出したのはイーピン。

…そしてランボ。


登場して早速騒ぎたてようとするから口を手で押さえる。
その行動で状況を把握出来たのか、OKOKとジェスチャー。

…否、ランボが状況把握など出来る筈がない。


「どかん?」

(ちが───う!!)


ケガをしながらもランボを抱え必死で走り手榴弾を投げた。

ランボへの説教も忘れずに。

その時部屋の方を見つめているイーピンに気付く。

「!!

゙箇子時限超爆゙のカウントダウンだ──────!!!


でもイーピンが照れる様な事はなかった筈。

そして一つだけ見つかった。



「ヒバリさんに惚れてる───!!」

(あの人は女だぞ──!!?)


ダッシュで窓まで行き、イーピンを投げた。




「ヒ、ヒバリ…さん…?」

咬み殺される、

そう思いながら部屋に戻れば、ヒバリさんはまだ寝ていた。


近付いても起きる気配なし。







(…はぁ…ッ)

(…ッ)

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