[前]雲色の願い
ゲーム
恭樺が眠れば、扉がガラ…と開いた。
隙間から顔を出したのはイーピン。
…そしてランボ。
登場して早速騒ぎたてようとするから口を手で押さえる。
その行動で状況を把握出来たのか、OKOKとジェスチャー。
…否、ランボが状況把握など出来る筈がない。
「どかん?」
(ちが───う!!)
ケガをしながらもランボを抱え必死で走り手榴弾を投げた。
ランボへの説教も忘れずに。
その時部屋の方を見つめているイーピンに気付く。
「!!
゙箇子時限超爆゙のカウントダウンだ──────!!!」
でもイーピンが照れる様な事はなかった筈。
そして一つだけ見つかった。
「ヒバリさんに惚れてる───!!」
(あの人は女だぞ──!!?)
ダッシュで窓まで行き、イーピンを投げた。
*
「ヒ、ヒバリ…さん…?」
咬み殺される、
そう思いながら部屋に戻れば、ヒバリさんはまだ寝ていた。
近付いても起きる気配なし。
(…はぁ…ッ)
(…ッ)
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