[携帯モード] [URL送信]

[前]雲色の願い
2



外は、何故か暑かった。

温暖化が進んでるにしても冬にこんな暑くなるものなの?(※なりません)


影のある壁を伝ってマンションまで歩いた。




……なんか、ダルい…な………







今日は高校が半日で終わった。


特にする事もなく、ソファに座りテレビを付けておく。
この時間帯は好きな番組がないから暇でしょうがない。


何かないかな…とボーッと過ごす。


バタンッ…


「…?」


普段、鍵は閉めていない。(閉めろよ)
もし入ってきたとしたら咬み殺すからだ。

さっきの音はたぶん誰かが入ってきた音。
僕は暇潰しができた、と喜んだ。


──入ってきた人物を見るまでは。



リビングの扉を開けて、玄関を見る。

玄関の扉は開けっ放しで、人物は見えない。


「?」


少しずつ視線を下にずらせば…




!?
恭樺!!!







(倒れていたのは)

(愛しい、従兄弟)

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!