[前]夜空舞う、銀の蝶 4 「先輩が良いって言ったって、本人が嫌なら それは成立しないと思いますよ?」 日本にば人権゙がありますから、と笑顔(黒)で述べれば 先輩は、うーん…と眉を潜めた。 「沢田は…やりたくないのか?」 「え゙!! えーと、その…」 ツナが、どうしよう、と言う目で見てきたので 自分で決めなよ、と言った。 (私は、チャンスを作っただけだから) 「…やりたくない、です…」 ツナがそう言えば 絶対に反対すると思われた了平先輩はあっさり、そうか、と言った。 あまりにあっさり過ぎて、皆拍子抜けだ。 …まぁ、了平先輩が そうか、だけで終わるわけない。 そんな事はわかっていたが… これは想定外だった。 「こんな時の為に もう一人、候補を考えていた!」 「…もう、一人?」 蝶は眉をひそめた。 自分が変えた未来によって、想定外のエピソードが書き加えられたからだ。 「夜空蝶だ!」 (…すいません) (私、女なんですけど) [*前へ][次へ#] [戻る] |