[前]夜空舞う、銀の蝶
4
隼人君の言葉に驚かされっぱなしのツナ。
リボーンが、
負けた奴が勝った奴の下につくのが ファミリーの掟だ
と言えば、ツナは驚いた顔でリボーンを見ていた。
「オレは最初から10代目ボスになろうなんて大それたこと考えていません。ただ10代目がオレと同い年の日本人だと知って、どーしても実力を試してみたかったんです……」
ツナは無言で隼人君を見つめていた。
さっきとは違う、少し嬉しい(?)ような驚いた顔だった。青褪めていなかった。
「でもあなたはオレの想像を超えていた!
オレのために、身を挺してくれた あなたにオレの命預けます!」
隼人君の軽く大袈裟な言葉を聞いて、ツナは素早く否定した。
「そんなっ
困るって命とか…
ふ…普通にクラスメイトでいいんじゃないかな?」
ツナが否定すれば、隼人君のガン飛ばし(?)。
(…立場逆になってない?)
…私のツッコミは、心の中だけに響いた…
「獄寺が部下になったのはおまえの力だぞ
良くやったな、ツナ」
珍しくリボーンが褒めた。
でも、ツナはあんまり嬉しくないみたい。
…そうだ。
(ツナ、ツナ)
(?何、蝶?)
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