[前]夜空舞う、銀の蝶
2
死ぬ気になる内容は
死んだ時後悔したことだ
とリボーンは言った。
「こ…後悔してなかったらどうなってたんだよ…」
「ん?
オレは殺し屋だぞ」
「死んでたの──!!?」
プーイとリボーンはツナに背を向けていた。
────私は学校の見回りをしていた。
…恭弥先輩が、怖いから。
本当は授業、受けたいのに、恭弥先輩が…
「ワオ、仕事サボる気かい?」
とか言うから…
あの唯我独尊、我が儘委員長め。
「…ん?」
前を見れば、人影。ツンツン頭はツナしかいない。
ツナが腕を上げたかと思えば、縄がツナの足首に絡み男子トイレに入っていった。
ドアに近づけば、中の声が良く聞こえてくる。
「なんでおまえこんなところにいるんだ!!?」
「ツナがマフィアのボスらしくしてるか見張ってたんだ
めんどくせーけどきにすることないぞ。オレとツナの仲だからな」
少しドアを開けて中を見てみると宙ぶらりんになっていたツナ。
頭に血が上らないのだろうか。
「何が仲だよ調子のいい
どーせオレはダメな奴さ、ほっといてくれよ!」
「かんちがいすんな。オレとおまえの仲ってのは」
「?」
チャッ
(殺し屋[ヒットマン]と)
(標的[ターゲット]の仲ってことだぞ)
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