[前]夜空舞う、銀の蝶
3
「まっ
まって!!!」
「死ね」
死にながらツナは後悔した。
(オレ…死ぬんだな…これでこの世ともお別れだ…
もったいないなぁ 死ぬ気になれば持田センパイにだって勝てただろうに
死ぬ気で一本とればよかった)
ドアの隙間から見ていた私は
少し、苦しくなった。
死ぬ気丸は飲むから、あまり痛くなし恐怖もない。でも、死ぬ気弾は…痛くなくても、最初の方は
撃たれる前、恐怖でいっぱいだろう。
(…ツナ)
…私がツナの為に、今、出来る事…
「何が何でも
一本とる!!!」
ツナの声を聞いて、スッと立ち上がった私は、教室に向かった。
…ジャージを持っていく為に。
────道場の方が騒がしい。
きっと、持田センパイの髪が全て取られたのだろう。
道場に入ると、ツナと京子が話ていた。
「ツナ君ってすごいんだね
ただ者じゃないって感じ!」
京子の言葉を聞いて、ツナは驚いていた。
でも、すぐにリボーンのおかげだと考えていた。
─リボーンは笑みを浮かべながら学校を去っていった。
(ツナ、ジャージ)
(蝶!あ!そうだった!!)
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