[前]夜空舞う、銀の蝶 3 「「はいぃぃぃぃ!!?」」 嫌。無理。絶対に嫌!!!! キス!?何ソレ!! ツナに、ごめん、ムリ と謝ると、うん良いよ、と返ってきた。 「えーしてくれないの?」 「一回逝け」 「蝶、漢字変換ヤバい」 ゴッと私はシャマルに蹴りを入れた。 その時…… 「とりこみ中?」 「京子(ちゃん)!!」 何しに来たのか尋ねると、了平先輩がまだツナをボクシング部に入れるのを諦められず ツナにボクシングに興味を持ってもらおうと本を京子に届けさせたらしい。 京子はツナの腕を見るとボディペインティングしていると勘違いした。 京子らしいと言えば京子らしい… 「君かわいいね── チューしてあげる」 「んなっ!」 「止めろ──!!」 さっきまでビアンキさんに殴られていたシャマルだったがいつの間にか京子の肩を抱いていた。 「ちょっ あんた動物ですか!!」 「京子に触らないで下さい変態男!!」 (なんでだよ、お前カンケーないだろ 嬢ちゃんは嫉妬かい?) (んなわけないだろ) [*前へ][次へ#] [戻る] |