[前]夜空舞う、銀の蝶
4
京子はシャマルの言っている事が冗談だと思っているらしい。
だが、断じて冗談ではないのだ。
「…ツナどうし…
!?」
この状況をどうにかするべくツナと相談しようと思いツナの方を見れば
自力で死ぬ気モードになろうとしていた。
「うおおおお!!!死ぬ気で京子ちゃんを守る───!!!」
…死ぬ気モードになろうとしたツナだったが、京子の前で死ぬ気弾を使わずにそんな事は出来なかった。
「やっぱりはずかしーよ!!
秘密をさらすのも死ぬ気になるのも!!!」
「ツナ…」
ツナはバッと体を隠すように縮こまった。
そんなツナを見たリボーンは、意気地なしの根性なし、と言い
ツナが、ダメツナなまま死んでいくんだ!!と泣き始めた時、
「わーったわーった。治してやるよ」
そう言ったのは
シャマルだった。
そう言ったシャマルを見たツナには
シャマルが神様に見えていたのだろうか……
*
「そこでじっとしていればいい」
そう言ったシャマルに、本当に治せるのか、とツナは問い掛けた。
(…大丈夫)
(なんたって彼は…)
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