[前]夜空舞う、銀の蝶
5
「オレはアネキに近づけません
10代目、蝶…アネキをこの町から追い出してもらえないでしょうか」
「ええ!?」
「私も!?」
ビアンキさんを追い出す作戦に、ツナはどちらかと言えば乗り気だった。でも、私は…
…乗れない、かな。
まぁ、どうせ失敗するのだから
結局、手伝うけれど。
隼人君の作戦は、またぶっ飛んだ作戦で。
元彼とそっくりな人をビアンキさんに会わせる、と言う作戦だった。
ツナは無理だと思ったみたいだ。だって、そんな都合良く似ている人なんて現われないから。
でも、隼人君の持っていた写真に写っていた人物は…
「こんな牛男見たことあるー!!!」
「…大人ランボ?」
そう。大人ランボにとても似ていたのです。
*
そ──っ
カ…チャッ
静かに階段を上がり部屋のドアを開ければ、さっきと同じ場所にランボは寝ていた。
「無理矢理起こすの…?」
「しょうがないよ
ランボおきろ!」
ツナがランボを揺すればランボは目を開けた。
ツナはランボに10年バズーカを使って、10年後のランボを呼ぶよう頼んだが…
(ラ…ランボは)
(10年バズーカなんか撃ったことないぞ!)
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!