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結界師
正X良 月見話
十五夜9月25日 アピコさんリクエスト


「良守??何あんた帰らないの?」
「うん、ちょっとね。」そう言って時音達を先に帰した。



寝そべって空を見上げた。
「斑尾いい月だな??」
「本当だね〜。良守??」スヤスヤと寝息を立て始める
「おやおや、疲れてるんだったらこんな所で月見なんてしなくてもいいのにさ。」
柔らかな髪を風が触っている「どうやって起こそうかね。」





「良守、良守。」誰かに髪を撫でられた様な気がした・・。
「あっ、兄貴。ごめん…寝てた。」
「俺も遅れてごめん。」
「おみあげは?」
「これ、良いお茶。良守は?」頷いて鞄から包みを出した。
「こっちはお馴染のへそもち、こっちはチョコケーキ。今日作ったんだ。」
「うまそうだな。」持参した湯飲みに熱いお茶を注いだ
匂いを楽しんでから口にゆっくり運ぶ
「うまい?」
「うん。」そう良守が言うと兄も一口飲んだ。
「これ、食べてみてよ。」そう言ってフォークとチョコケーキを差し出した。

パクリと食べてにっこり笑った。
「美味しいよ。」
「ちょっと大人の味だろ、兄貴も食べるから全体的にビターにしたんだ。」
そう言いつつ赤血球の形のもちを二つ食べた。
へそもちは丸くて平べったい形で真ん中がくぼんているもちである。
「兄貴も食えよ、あと10個しかないから。」
「12個かちゃんと忠実に作ったんだ、この大きさじゃ腹は膨れないな。」
「だからケーキがあるんじゃん。」
「なるほど。」そう言って、空を仰いだ。

キラキラと星が瞬いてこちらに喋りかけている様だった。
月を見る、空を見る。
こんなにのんびり眺めるなんて、久しぶりだ。
二人とも、烏森に関わった人間に休みなんてないも当然
だからこそ、こんな貴重な時間を大切な人と過ごしたいと願ってる。

「良守・・・。」
「何??兄貴??」そう答えて顔を見ると何だかマジな顔になってるのでドキっとした。

・ ・ ・ ・ ・

じりじりと寄って来られる・・・。
「止めろよ、こんなとこで・・///」
「そのセリフいいね。」
「なっ!!」その瞬間押し倒される。
ピッと首筋に痛みが走った。
「ッ・・・。」自分で首を確かめ様とするとその手首を兄に捕らえられて
押さえつけられる。顔がアップになったと思ったら、熱い舌が首の傷を舐めた。
痛、痒い様な妙な感じだ「んっ・・・。」息を潜めて兄がその行為を止めてくれるのを待つ間冷静を保つ為に良守は空の月だけを見ていた。

熱い兄の大きな体に覆われ体は幾分心地よくなって来ていた。
ぼんやりと眺めていると、何だか眠たくなって・・・。

そして、兄の体にしがみ付いて寝息をかき出した・・・。


無防備な顔して寝てる良守を上から覗き込んで優しく髪を撫でる。

「おいおい、おわずけですか・・・。」





良守を背中に背負って。
荷物をまとめ、家路を歩きながら月を見ていた。

『いつになったら、俺達は普通の、家なんて関係ない・・・。兄弟になれるんだろうな。』
「・・・兄貴。」ドキ!!
「寝言か・・・。 お疲れ良守。」

「自分ひとりで烏森守るのはいいけど・・・。俺より先に死ぬなよ。」








アトガキ
リクエストを頂きました作品です。
十三夜も書きますのでお楽しみに。
十三夜はもうチョットイチャイチャさせたい。

読んでくれてどうも。

十三夜10月23日

『良守、十三夜に帰るから。』


・・・


「とか言って置いていつまで待たせる気だ、兄貴の奴。」


「ごめん、遅くなって。」
「うわ!?」縁側に寝転んで月を見上げていた良守は体を起こした。
「自分の家で気配絶ってんじゃねーよ。」
「ごめん、癖なんだ。」

「じゃあ、早速キッチンね。」
良守の後を追いながら
「何?何かあったっけ?」

材料の前に立って良守がエプロンをつけながら尋ねる
「一応ね、そばかうどんどっちがいい?」
「ん〜、そばかな。」
「じゃあ、俺はうどん。」あらかじめ熱してあった湯にもう一度火をかける。
「そばにしないの?」

「別の方がいいだろ、俺兄貴のそばちょっと貰うし。」
「じゃあ、俺も良守の貰ってもいい訳?」
「別に、普通だろ、兄弟なら。」
「ふ〜ん。」そう言って、そばを茹で出してそれを眺めている
良守のジャージエプロン姿の背中を包んだ。
「ちょっ!止めろよ!!」
「いいから暴れない、危ないだろ。」
「お前が一番危ない!!」と言って肘鉄を食らわせた、痛がっている兄を見て
「キッチンではそういう事すんな
料理するとこだし、ましてや俺がケーキ作るとこだし!」
「女みたいな発言だね、まぁそこも好きだけど。」
「言ってろ…///」そばの茹で具合を見て
『そろそろかな』どんぶりに移して卵と一緒に兄の前に差し出す
「卵は自分で割れよ。」「はいはい。」


「兄貴出来た、何処で食う?」
「じゃあ、縁側で。」
「分かった。」
「待った、それぐらい俺にやらせて。」
そう言って料理を乗せたお盆を良守の手から取った
「じゃあ。行こうか。」

変に含んだものの言い方をするので思わず

「変な事考えてないよな?」
「別に、そうだ。おみあげにまたお茶買って来たからさ。
食後入れるから付き合ってよ。」
「いいよ。」

湯気の立つどんぶりに箸を入れてフーフーとしてから食べる。
「兄貴、チョット頂戴。」
「んっ。」
どんぶりを交換して、それぞれそばうどんを堪能した。
「どっちもいけるな、味付けは同じなのに。」
「うまい??」
「うん。」
「そっか!!」
どの良守の笑顔に少しだけ理性を抑えた。



・・・


「うん、旨い。」
「だろ。」ズズズと湯飲みを傾けて二人空を見上げながらぼんやりしていた。

「なぁ、兄貴こんなにぼんやり過してていいのかな?」
「いいんじゃない、たまには   

例え運命が決まってても休んで良くない人なんていないよ。」

何だか悲しくなった、いきなりいつもより低い声で呟くから。

「…うん。」
何かを感じとったのか声のトーンを上げて
「セックスしようか、良守。」
「なっ!いきなり何言ってやがる!」
そう叫ぶと兄のアップが迫って来て口を塞がれた。
でも軽いキスだった

『もの足りない…』
「何?もの足りない??」
『何で、分かるんだよ!!』
「クス(笑)本当に分かりやすいな、お前は。」
「…///」
「する?したいでしょ。」
ジリジリと寄って来るので後ずさるしか無かった。
「逃げなくてもいいのに。」
「無理、だって兄貴の目やらしいもん。」
「そりゃあやらしい事考えてるから」
そんな瞳から目をそらすと首筋に軽くキスを落として来た
背中には戸が当たってこれ以上は後ろには下がれない。
体を縮込めて自然と三角座りになる、そんなこわ張った体の上に大きな体がのしかかって来る「心の中でいつも良守とやらしい事してるんだ、現実より素直でね。甘い声で応えてくれるし。」

「だったら一生妄想しとけばいいだろ。」
首筋をいやらしい音と唾液が流れる。
「そうやって強きな事言って置いて実はもう感じちゃってるでしょ?」
足の間から熱くなって来たアソコを揉み出す
「んっやっ!」ギュっと目を瞑って兄の肩にしがみついて強い快楽を堪える。

ジャージの上から揉みしだき硬くなって行くのを笑みを浮かべながら続ける。

「抵抗する気も失せた?」
息を荒くして既にされるがままになっている良守に言葉を落とした
「あえぎ声しか帰って来ないか。」
「…、んっあっ…んん。兄貴///」顔をあげてすがる様にこちらをやっと見た

『可愛いな。』

「どうした??」
「声聞こえちゃうっ…///」
「そうだね。おいで。」そう言うと素直に首に腕を回して来る。
自分の腹に熱いモノが当たってそれが愛しく思う。
おしりを抱えて歩き出す、行き先は良守の部屋だ。
数歩とかからないが、その間ももう我慢できないとすがり付いて来ている良守をこれからどうしてやろうかと思って、意地の悪い気持ちが出て来る。


ゆっくりと体を布団の上に横たえて、結界でまわりを覆ってしまう。
『これで、良守は俺だけのものだ、今だけね。』
服の下から手を滑り込ませて立っている二つの突起をクリクリと転がした。
クネクネと身をよじる良守。
「んっ・・・、ふっあっ あ・・」ちょっとの間そこばっかりを攻めているとジラした感じを読み取ったのか自らズボンを脱いだ。
そのピンク色の立ち上がり濡れそぼったそれを見ると何だかたまらなく愛したくなった。
口に含んで良い所を舌で刺激してやるとすぐに口の中に出してくれた。
「あああぁっ兄貴!!っんーーー///」甘いジュースを飲み干した。
イッタすぐにヒクヒクしている蕾に指を差し入れて出し入れしては体にある傷にキスを落とした。「良守・・・っ 入れていいか??」
そう聞くと「早くっ・・・入れて!!」と言われた。
それを聞いた俺自信はいっそう大きくなって、いつも以上に良守を犯した。
「あっ、あっ あん!! 兄貴!!」
「良守、名前で呼んでくれない??」
「んっ!正守///  やっ!!」「いや??」

「だって んっ! あっあっ 名前呼んだら、兄貴大きくなるしっ・・。」

そんな事を言われてはもう優しく出来ない。
良守に自分の欲望を打ちつけた。

良守の白い体に窓から降り注ぐ月の光が落ちて
いつもより、妖艶に淫らに見えた。




そんな、行為が終わったあと二人はぐったりと布団の上に寝転んでいた。



「いつもよりひどかったじゃんか・・・。バカ兄貴。」
「ごめん、でも良守が悪いよ あれは。」
声を出しすぎて少し枯れた声で反論する。
「俺のせいかよ。」

「こんどは手加減するからさ。」
「・・・・、うそつき。」
「良守、もう一回しよ!」そう言って弟に乗っかる。
「ちょ! 何なんだよ!!」
「だって、今の顔は反則でしょ!!」
「やめろってば!!」




















アトガキ
リクエスト作品です。
イチャイチャバージョン。
まっさんの乗りが最後変変だよ。
良守の「うそつき」って言った顔に萌を感じちゃたんですよ!!
若いしね、何回でもって・・・。
エロ、まっさん。
そして私。
まっさんは私の分身??

またこんなまっさんを書きたい。

読んでくれてありがとう。


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あきゅろす。
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