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NARUTO(短編)
愛のムチ(サイ)+


『・・・あのぉ』


「なんです?下らない事だったら殴りますよ?」

無表情で平然と言ってくるサイ。


『・・・、・・・んと・・・サイって私の事好き?』


「ええ、好きですよ」

ニコッと笑うサイに名前も笑顔を向ける


『どこらへんがッ

ドスッとサイが名前の頭を殴った。


『い、いたい!何すんの!』

殴られたところに手を当てながら名前は言う。


「同じような質問をするので殴りました、それがどうしたと?」

本当に悪気はないのだろう、顔に?を浮かべていて名前を見つめている。


『はぁ・・・もういいよ・・・』


「貴方の事愛しています。好きな人には素直に自分の想いを言うと良い、この本に書いてありました」

そういうと少し照れたように顔をそむけたサイ。


「恋愛感情・・・今なんとなく分かった気がするよ・・・」


嬉しそうに笑うサイに名前は、


『うん、私もサイの事大好き、愛してるよ』

その言葉にサイは顔を名前の方に向けた。


「あの、さっきは殴ってごめん」

サイは殴ったところを優しく撫でた。


『ううん、へーきへーき!愛のムチと思えば!』


「そうですね、そう勝手に思ってて下さい」


『か、勝手にって・・・まぁサイらしいからいいや!』

少し落ち込んだ名前だがすぐに立ち直る。


「名前、もう少し近くに行ってもいいかな?」


『え?どうしたの。急に』


「分からない、でも名前のそばに居たいと思ったんだ。ダメ・・・かな?」

サイの表情が暗くなる。


『ううん、いいよ。・・・嬉しい』

サイが近くにより片腕で名前を抱き寄せる。


「出来ればなんですが・・・ボクのそばにずっと居てくれないかな・・・名前といると凄く安心するんだ」


『ずっと居る。サイの隣に』


「ありがとう・・・、」

両腕で名前を抱きしめるサイ。


『・・・ずっと離れないから。ずっとサイのそばにいる』


「はい、もしボクのそばから離れていったら・・・分かってますね?」


『う、・・・うん』




(・・・恐い、でもサイとの約束を破る気はないよ。私もサイと一緒に居たいからねっ!!)





end.
2011年1月9日(日)



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あきゅろす。
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