[携帯モード] [URL送信]

書く ―CHの二次小説を扱っていマス。
ブルームーン
1ヶ月に二回満月がみれる時がまれにある。


その二回目の満月をブルームーンという。その月に願い事をすれば、願い事が叶うらしい。



屋上に上がって、ブルームーンに向かって目をつむり、手を合わせて願いを念じた。


「何やってんだ?」
すると背後からリョウがゆっくり近づいてきた。


「願い事を念じてるの。」

顔を上げずに答える。


「なあ。どんだけ願い事あんだよ。」

呆れたようにリョウは問う

「あんたが仕事ないから、依頼がいっぱいくるように念入りにお願いしてんの!!
アンタも少しは願い事すればー。」


リョウがとなりにいる気配を感じながらも、願いを念じ終わるまでは…と目をあけないでいた。



すると
右頬に、あったかくてくすぐったい感触


目をあけるとリョウの顔が近くにあった



「目を開けたから、おまぁの負け!」


「……」


リョウは鼻歌まじりで屋上から出ていった。



「ま、ま負けってなんなのよー。アイツ」

まだ唇の感触が残る頬を、手で触れた。


「もしかして、君のおかげ…?」


さっきより明るさを増した満月に向かって、微笑んだ。











☆☆☆☆☆
久しぶりのアップです!ブルームーン今月ありましたよね。


月って不思議な力がある気がします。

少しだけ甘い感じで…楽しんで書けましたとさ





[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!