無邪気な君とロリコンな僕
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「そうか…君は友達がいないんだね…なら、僕と同じだ。僕も友達がいないんだ。君と同じ理由でね…でも、僕は頑張ってみるよ。」
だから、彼女のその気持ちがわかったうえで、僕がとる行動は一つだ。
「だから、君も頑張ってみて。」
彼女の願いが叶うように、友達をつくれるように…
「僕には話しかけることができただろ?」
勇気を分けてあげること。
「うん、頑張ったよ私。ずっと、仲良くなりたかった。だって、お兄さんはずっと、私と一緒にいてくれたもん…」
僕は彼女の言葉に微笑む。
「僕もだよ。そうだ、最後に僕の名前を教えるよ。君の友達の名前。僕の名前は 進藤 春樹。」
僕は、微笑みながら彼女にそう言った。
「うん、友達。私もね、春樹に名前を教えてあげる。私の名前は 鈴城 知美っていうの!」
すると、彼女もまた、頬に涙のあとが残りながらも、満面の笑みを見せてくれた。
そして、僕らは友達になった。
2ヶ月前の出会いから、やっと…
そして、すぐにさよならを言わなくてはならなくても…
それでもいいと思ったから。
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