Silver Chain
3
9時
テンゾウは、すでに到着していた。
『ごめんっ、待った?』
「僕も、さっき着いたとこだよ。それに時間通りだしね。そんなとこは、遅刻魔の先輩に似なかったんだね」
テンゾウの笑顔から
黒いオーラが…
それは、本人に直接言えないから、あたしへの
八つ当たりなのか?
『…似たくもないよ
色んな意味でね』
あたしは、あからさまに
顔をしかめた。
少し焦ったテンゾウが
空気を変えようと
「じゃっ、じゃあ、行こうか?」
『了解っ』
あたし達は、大門を飛び出した。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!