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Silver Chain




9時

テンゾウは、すでに到着していた。

『ごめんっ、待った?』


「僕も、さっき着いたとこだよ。それに時間通りだしね。そんなとこは、遅刻魔の先輩に似なかったんだね」


テンゾウの笑顔から
黒いオーラが…

それは、本人に直接言えないから、あたしへの
八つ当たりなのか?



『…似たくもないよ
色んな意味でね』

あたしは、あからさまに
顔をしかめた。

少し焦ったテンゾウが
空気を変えようと

「じゃっ、じゃあ、行こうか?」
『了解っ』


あたし達は、大門を飛び出した。




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