妄想エロ小説 部室で…B 部室に入って、端にあるパイプ椅子に腰を下ろす。 机も置いてあり作業もできる、いつもの私の定位置だった。 ガチャ… 「あ、早かったですね」 『…ああ』 部員達から感じ取ったおかしな雰囲気が、部長からも感じられる気がした。 「…どうしたんですか?」 『毎年恒例の、マネージャーの歓迎会があってな』 部長は私の質問の答えと思われる話を続ける。 『今年もそれをやろうかと思ってね。だから皆、楽しみでさ』 「そんな…気を使わないで下さい…」 皆の態度の原因が自分の歓迎会の為であった事が分かり、嬉しさでつい顔が緩んでしまう。 「でも、どこでしてくれるんですか?結構大人数だし…」 余計なお世話かとも思ったが、部員が沢山いる野球部は10畳ある部室でも全員入れない程。 かなりの広さか…お店を貸し切ったりしない限り、全員は無理であろう。 『そう、だから今日は一軍メンバーだけ』 「あ、そうなんですか…」 それでも20人近くの人数を入れてもらえる場所なんて、あるのだろうか? 疑問に思ったが、それ以上追究するのは止めた。 驚かせようと、してくれているのかもしれない。 『じゃあもうすぐ今日は練習上がるし、ここで待ってて』 「…はい」 [前へ][次へ] [戻る] |