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か〜いなPの小説
微風が流れる場所
 ここはある山の中、紅葉が出ていて、ピクニックに派最適な場所だろう…その中に…


 カシャ…カシャ…


 ある小さな谷、そこでドラマの撮影が行われていた…。


 「あふぅ…」


 「美希、お疲れ様」


 スタッフ達が慌ただしく動いている中、金髪の少女、765プロのトップアイドル、星井美希が欠伸をしていた、そばにはペットボトルを持ったプロデューサーの姿が。


 「暇なの…」


 「撮影準備が遅れているんだ…少し待とう」


 監督が撮影現場の天候に納得がいかないらしく、撮影が止まっているのだ、さらに監督は、周りの風景も合わないと言いだしたとか。


 「はぁ…最後のシーンの撮影だから、美希以外の出演者はいないのはよかったけど…」


 「他の人がいたら、絶対撮影してたの…」


 この監督、大物俳優等が居たらヘコヘコするが、美希のような新人には強く当たったり、無理を通そうとする。


 「…第一、天気も悪いの、今日1日中曇りって、天気予報のおじさんが言ってたような気がするの」


 「…昨日の天気予報ではそう言ってたな…」


 美希が昨日の天気予報を思い出しながらそう呟いた、プロデューサーは空を見ながら美希に同意した。


 「…ねえプロデューサー」


 「ん?」


 美希は座っていた椅子から立ち上がり、プロデユーさーの顔を覗き込んだ、美希がプロデューサーに何かをお願いする時のポーズだ。


 「どこかお散歩に行っても良い?」


 「…今からか?」


 プロデューサーは悩んだ、あの監督が許可するか考えたら…。


 「はぁ…一応聞いてくるよ…」


 プロデューサーはしぶしぶ監督の元へ歩いて行った、数分後、監督の怒鳴り声が谷中に響いた…。


 「美希…駄目だと……ん?美希?美希!?」


 プロデューサーが美希に無理だと言おうと言いに来たところ…美希の姿が無い、周りを見渡すが美希の姿は無い。


 「美、美希―――!」


 プロデューサーは大声をあげて、美希を探しに行った。


 「?今の声…プロデューサーさん?」


 「星井さんがどこかに行ってしまったみたいね…」


 スタッフ達が会話している、美希の撮影逃走は以前からあったので、いつものことと慣れている。


 「…………」


 その話を聞いて、目を光らせた監督とカメラマンの姿が…


 「美希―――美希―――」


 プロデューサーは谷の近くの森を歩く、道なき道を歩いていた。


 「!あの金色の塊…まさか!」


 見慣れた金色の物、美希の髪の毛では?と思い、プロデューサーは走ってその塊に近づいた。


 「美!……」


 よく見てみると…それは落ち葉の塊だった…。


 「紛らわしい!」


 プロデューサーが大声をあげて、落ち葉の塊を蹴った、塊の葉や小石が舞いあがった。


 「痛っ!」


 小石が茂みの中に入ると、茂みの中から美希の声が。


 「美希?」


 「あ、プロデューサー!面白いところ見つけたんだよ―!」


 美希はプロデューサーに指を差すと、プロデューサーの腕を抱えて、どこかに連れて行き始めた。


 「お、おい美希…」


 「こっちこっちー!」


 美希は話を聞く様子は無く、プロデューサーはどこかに連れて行かれた。


 「…美希の楽しそうな顔を見ていると、怒鳴れないなぁ…」


 プロデューサーはこういう時に甘いのだ。


 
 美希に手を引かれやってきたのは、谷の中にある空き地、そこには落ち葉が沢山落ちていて、素晴らしい光景だった。


 「見て―!綺麗でしょー!」


 「…ああ、そうだな」


 プロデューサーは遠くで美希を見ていた、チラリと茂みを見る、そこには黒い塊…


 「あー…美希―!あまり遊ぶなよ―?遅くなったらスタッフさんや監督さんに叱られるからー!」


 「スタッフさんなら良いけど、あのツルピカの監督さんに怒られるのは嫌なの!いばっていて嫌なの!」


 プロデューサーさんの言葉に、美希は少し怒った声で返事をした、プロデューサーは少し冷や汗をかいた。


 「…ま、のんびりしてろよ〜」


 「はいなの!」


 美希は元気な声で返事をして、空き地に寝転んだり、座っておにぎりを食べたり、落ち葉を見ていたりしていたそうな…。


 その後2人で撮影現場に戻ると、撮影は終わったらしい、これには美希は首を傾げて「美希を撮るんじゃなかったの?」とプロデューサーに聞いていたらしい。


 翌月、撮影したドラマが流れた。


 「う〜ん…まえ撮影できなかったところ…どうしたんだろう」


 美希は撮影で撮らなかったところが気になっていたらしい。


 「……ドラマが終わったの…」


 「あの時撮影する予定だったエンディングなの…」


 美希はそのエンディングを見た、美希は他の出演者が出ているものと思っていたが…。


 「…え?これって…あの空き地?…え?カメラなんてセットされてなかったの…え?え?」


 なんと美希があの空き地でのんびりとしていたところをエンディングとして使用されていた…。


 美希は驚いて、プロデューサーに連絡をしたところ、プロデューサーは撮られているのを知っていたらしい、なんでも監督曰く「カメラの前より、カメラの無いほうが可愛いから」だそうだ。








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜あとがき〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 なぜか書くことが難しくなってしまった作者です。
 最近書く暇が全くありません、忙しい…そしてハイタッチ…してきました、ミンゴスとハイタッチできて…嬉しいです――――!!!



美希「駄目作者…」


か〜いなP「…えっとすいません…」


美希「どうしてこんな遅れるかなぁ…」


か〜いなP「…あっはっはー、忙しくてさ―」


美希「ハイタッチ行っている人が暇に見えないの」


か〜いなP「う…」


美希「…美希の中の人ともハイタッチしたんだよね」


か〜いなP「ああ、凄い楽しかったぞ、ニコマスPとも会えたし」


美希「ふーーーん」


か〜いなP「…………」


美希「………」


か〜いなP「誕生日ss頑張るから許して…」


美希「内容に寄よるの…」


か〜いなP「頑張ります…」


美希「締めるの―」


か〜いなP「駄目作者の駄文にお付き合いいただきありがとうございました」


美希「次回ssも頑張るみたいだから見に来てほしいの」


か〜いなP「できれば拍手、感想、コメントをお願いします…」


美希「作者のやる気向上のためにお願いするの―」


美希「また見に来てね、約束だよ…ハニー♪」

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