[携帯モード] [URL送信]

黒猫は月を見る
始まり


「学校とか、だるい。」

青空が広がる中、億劫そうに呟いたのは俺、猫堂鈴太郎、今日からこのドっ広い学園で高校生活が始まるんだが、気が進まない。

だって、入学式って校長のくそ長げー話聞かなきゃならないじゃん!
そんなの俺無理てか、眠くてしょうがないんだよね。

「サボろうっと」

キョロキョロ見渡しながら、のんびり歩いてると体育館裏の小池の前に立派な木を発見した、
これはちょうど良い寝床じゃないか!

ひょいっと俺は猫のように軽々しい動きでで登っていき、葉っぱが多くて枝が太い所をベッドにして、入学式のことなど、すっかり忘れて、俺は気持ちよい風を感じながら目を閉じた。

[*前へ][次へ#]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!