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【 人間万事塞翁が馬 】
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「・・・悪かった」

俺は大介を見つめた。大介はバツが悪そうに足元に目をやっていた。

「俺さ、家も一応金持ちだし、その、成績も、顔も悪くはないってゆーか。
その、だからみんなにチヤホヤされてきたし、女だってちょっと声をかけたりしたら
みんな同じようなさ、反応してきた。だからお前も同じだと思ってたのに・・・」

「うん」

「なんてゆーか全然他の奴らとは違った。どっか突き放されてるみたいで、俺、なんかすげー焦った。
友達とか、そういうの大事にしない奴なのかと思ったら、でも入学式ん時にさ・・・」

「・・・ああ」

「だからなんか悔しくて。んで話聞こうにもお前は俺のこと全然相手にしてないってゆーかさ。
で・・・えと、だから。ごめん。
でも俺、本当にお前、えと、歩と、と、友達になりたい!だから・・・!!」

おっと。いきなり名前を呼ばれたのにはびっくりだな!

「お、俺と・・・、その、友達になってくだ、さい・・・」

大介はちょっと恥ずかしがっているのか顔が少し赤くなっていた。

「大介、さ・・・」

大介が顔を上げる。

「お前・・・モノ好きだな」

そういえば大介は驚いたような顔でこちらを見た。

「は!?ん、んなっ・・・!!」

「ははっ、冗談冗談!こちらこそ、よろしくな」

「うえっ?」

「今日から改めて、俺とお前は友達だ!!」

「ま、マジでか!?よっしゃー!!」

大介は飛び上がって喜んでいた。(え、そんなに?

変な世界に飛ばされてまだ数日。氷帝に入学してわずか二日。
だけどどうやら俺にも新しく友人ができたようだった。


(新たな友情に、乾杯!)


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(あ、でも話すのはめんどくさいからおいおいな)

(は、ちょ、おま!マジかよ!!)



【 第弐章 END 】

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→おまけと後書き、的な??

見ちゃう?^^




[\(^0^)][(^0^)/]

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あきゅろす。
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