寝起きの君へ(正一)
午前5時、只今私は入江君の部屋の前にいる…
えっ?何故かって?
ふふッ…それはぁ、入江君の寝顔を隠し撮りするためにですよッ!!
だって、だって見たいと思いませんかッ!?
普段、真面目な入江君の寝顔ッ!!
てことで、今に至ったのです。
ってことで早速潜入開始ですッ!!
『って…うん?
カギかかってるみたいですね…』
いくら、引いても扉は開かない…
『おかしぃーなぁ…』
そんな、こんなしてる間に1時間の時が過ぎ…部屋の主が起きたのか、部屋の明かりがついた…
『はぐうぅ…作戦失敗ですぅ…』
そんな事を呟いていると中から入江君が出てきて、びっくりしたように私の方を見てきた…
「紗耶香ッ!?
どうしたのッ!!
こんな時間にッ!? 」
『えっとぉー、通りかかったのでちょっと、入江君に会っていこうかなぁ、なぁーんて(寝顔を見に来ましたなんて言えないよ…)』
入江君は、少し疑うような目で私を見てきたけど…納得してくれたのか、微笑んでくれた。
「じゃあ、また後でね…僕はこれから仕事だから…ぅん…そぅだッ!
今日の晩にさ…
僕の部屋に来てよッ…見せたい物があるからさ
…じゃあね」
入江君はそう言うと、扉を閉めた…
『…ぅん?ちょっとまって、さっきの誘い…上手くいったら入江君の寝顔見れちゃうかもッ!?
ラッキーじゃんッ!?』
でも、夜にって…ちょっと怖いかも…
とか思いつつも私はルンルン気分で廊下をスキップしながら歩いていったッ。
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小説の所に載せてたのを、移動させましたッ(^O^)
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