アニメ沿い鬼道寄り夢小説 11 鬼「まさかお前・・・!」 『ボソッオルレアンの少女はこんくらいでバテたりしないよ。』 鬼「何!?」 『言ったでしょ、ゴーグル取るって。』 そう言うと名無しはいつの間に取ったのだろう、鬼道のゴーグルをくるくる回し鬼道に投げ返した。 全てが演技だったというのか。 鬼道は信じられなかった。 『体力だけは自信あるんだ。でも帝国全員を抜けなかったのも右足が痛いのもホント。 あとね、私が君に言ったことも本音なんだ。』 そう言うとまた名無しは守の前のポジションに立った。 守「大丈夫か、名無し!」 『心配しないでって!今度は左足使うし!』 キズだらけの顔でにっこりと笑って言った。 また帝国の猛攻が始まった。 ただ、鬼道だけはボールを蹴らなくなった。 自分の仮面を崩さないように、にやりとした表情はそのままだったが。 名無しが受けれないボールは守に当たった。 左足は使い慣れていないし、右足が痛むので思うように走れないのだ。 2人とも体中にアザができているのだろう。 痛みを必死にこらえていた。 『(そろそろ・・っ、ヤバい・・かも!)』 体力があっても痛みには耐えきれなかった。 そして次のボールが来るという瞬間。 [*前へ][次へ#] [戻る] |