アニメ沿い鬼道寄り夢小説
9
気がつけば立ち上がっているのは守と名無し。
そして動いていない目金だが・・。
帝国は今度は守を集中的に狙うようだ。
名無しは急いで守備の位置に回った。
鬼「出てこいよ・・・。出てこい・・・。
さもなきゃ・・あのキーパーと、女を・・・!」
「叩きのめす!!」
『!!!』
守「名無し、避けろ!!」
『できるわけ、ないじゃん!』
ものすごいスピードでくるボール。
名無しが避ければ、守に当たる。
ギリギリのところで蹴り返すが、右足が痛む。
『くぅっ・・!』
守「名無し!!」
休む間もなく来るボールはどんどん名無しの体力を削る。
これを止めるには、どうすればいいか。
どうしたらいいか。
『もう・・・サッカーを侮辱しないでよ!!!!』
名無しの頭の中にあったのは、兵法の基本。
まず頭を落とすことだ。
名無しは鬼道めがけて走った。
帝国側はこれは予想外だったのか、驚愕した。
サッカーを暴力に使われたこと。
仲間を傷つけられたこと。
彼女を突き動かすものはそれだけだった。
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