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だってそういうことでしょう
おしおきの時間・後半※(C×Y)

ひみつのおはなし続編。
前半の続き
千里×佑真
媚薬/おねだり/甘々




がちゃり

音を立てて鍵をあける。



「ちさとさ、ゆるひて、くだしゃ」


気配を感じ取ったんだろうか。

頭も、呂律も回らない恋人が、それはそれは酷い格好で俺を誘っていた。



「おー、酷いことになってんな」


くすくす笑いながらベッドの脇に腰かける。

そのままくすぐるように指先で尿道の辺りをカリカリと触ってやると、


「ああああっあ!!」


佑真は待ち焦がれた刺激に身体を弓なりにそらした。

敏感すぎる恋人に、少しやり過ぎただろうかと苦笑。

半分ずれた目隠しがわりの布を外してやると、佑真は欲に濡れた焦点の合わない瞳で見上げる。
すがるような視線。

下半身に、クる。



「ちさとさん、ごめんなさっ、ゆるしてください」


よっぽどキツいんだろう。
大きな目から涙をぽろぽろとこぼされると甘やかしてやりたくてしょうがない。

大概俺も佑真に甘い。


「どうされたい?」


擦れて赤くなった手首の拘束を外してやりながら優しい声音で聞いてやる。

そうだな。
可愛くおねだりできたら終わりにしてやろうか。


「かいて、ほし・・っ!!」


「でも佑真は俺じゃなくても良いんだろ?」


ここでオシオキの原因の出来事を持ち出すと、佑真は頭が回らないなりにびくりと反応した。


「ちが・・・」


「なにが?」


「ちさとさんじゃなきゃ、やだぁっ!!」


ぐす、ぐすと泣きながら佑真は自由になった手で自分の顔を覆った。


ああ、可愛い。


「じゃ、おねだりして?上手く出来たら許してあげる。」


「・・・っ!!」



佑真の指が震え始めた。

怖いんだろうか。

大丈夫。上手く出来なくても薬追加して放置する位しかしないから


「ちさとさんの、いれて」


予想通りの、言葉。

悪くはないけれど。どうしようかな、

それでも指一本触れないと佑真は焦れ始めた。

あまりの疼きに耐えかねたのか、佑真の指先が自分の穴へと伸ばされる。
つぷ、と音を立てて中へ

自分でやってしまおうと言うことだろうか。

それはそれで可愛いけれど。
・・・オシオキにならないな。


「やっぱりもうちょっと我慢しようか」


薬を指に出そうとした時だった。


「かいて、くだしゃ、」


ん?


「じぶ、じゃとどかないとこ、おくまで、ちさとさんのおおきいので、ひっかいてくださ・・・っ!!」


思っていた以上のおねだりに、血が集まった。


「おしおき、ひどいこと、して、」


ぬち、と真っ赤にとろけた自分の穴を広げた佑真。


「この、なか、ぐちゃぐちゃにしてっ、はやくっ」


言葉を失った。
もっと焦らしていじめてやろうと思ってたのに、

・・・どこでこんなん覚えてきたんだか。

ああもう。


「いーよ。ひどいコトしてあげる」


ズボンのチャックを下ろしながら言った。
我ながら趣味が良い。





 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




「キモチイイ?」


「はっ、、もっと、もっとかいて・・っ!」


与えられる許容を超えた刺激に、佑真の開きっぱなしの口から喘ぎ声が漏れている。
あのままじゃやりにくかったから拘束ははずしてやったけれど、力が入らないのかされるがままにされているのだから結局同じだ。

ぐっと最奥まで突っ込むと、目一杯広がった中は快感に震えていた。

すげーな、奥までとろっとろ。
ゴム付けるのも忘れて突っ込んだせいで、自分のちんこまで熱い。

なんて言うんだっけこういうの、ミイラ取りがミイラ?みたいな。

あー、コレ。
確かに効くわ。

ちっと舌打ちして、何度も奥まで打ち付ける。


佑真は自由になった両手で、カリカリと自分の乳首を勝手にいじっていた。

は、えろ。


「ひ、あっ、」


ぎんぎんに固くなっている佑真のモノを触ってやると、情けない声を漏らして呆気なく達してしまう。
それでも、乳首を弄る指は止まらない。

うねうねと何時もより熱い中が動いて、もっともっとと、俺のを搾り取ろうとする。


「はっああ、ああああっ!!」


奥を突き上げると、佑真はガクガクと全身を痙攣させた。


「何回イくんだよ、」


囁くように呆れた声音で言うが、実際は俺にだってそんなに余裕はない。

・・・すげー締まる。
あーきもちい。



「中で出してい?」


「なか、?」



どうせ頭も回らないんだろう。

まぁいいか。オシオキだし。


「んああっ!!まって、まってぇ・・っ・!!」


返事も聞かずに、イったばかりで締まるナカを無理矢理押し広げて腰を打ち付ける。
イイトコロをぐちゃぐちゃに叩いてやると、佑真は泣きじゃくった。

俺も、イきそ、


「は、」


腰を打ち付けて、中で欲を吐き出した。

だけど


「気持ちわりぃなコレ。全然萎えねー」


結構派手に出したはずなのに、モノは全然萎えない。

すげーなこの薬。

ぐちゅぐちゅと、中で出した精液をかき混ぜながら、抜かずの二連戦。

・・・まだまだ若いな、俺。

インターバルもそこそこに、再び腰を打ち付け始めた俺に、佑真は嫌だ嫌だと頭を振った。

駄目だってば。
オシオキだしやめてあげない。
・・・いや、いつもやめてあげてないけれど。


「も、やだ、むりぃっ!いく、いっちゃう」


あ、またイくの?

どうやら俺の可愛くて破廉恥な恋人は俺よりももっと若いらしい。

口では嫌だと言いながらも自分の小さな乳首を弄る指は止まらない。

すげー必死。


誰がこんな淫乱にしたんだ。けしからん。

・・・あぁ、俺か。




 ̄ ̄ ̄ ̄



それから正常位で一回イって、今度はバックでもう一回。

だめだ、全然おさまんねぇ。


「も、やだ、やだぁ・・・」


力無く逃げ出そうとする佑真の腰を手のひらで抑えつけた。
佑真は薬が切れたかもしれない。
だけど俺は、まだ・・・


「ひどくしてって言っただろ?」


女みたいに細い身体に覆い被さって耳元で囁く。
崩れ落ちそうな腰を無理矢理持ち上げて四つん這いにさせて、

それでもまだ固い佑真のモノを緩く前後させてやれば腕がガクガク震えている。
何回イかせただろうか。

わかんねーけどもうイかせてもなんも出ないだろうな。

指の先で、ぐちゃぐちゃに濡れた尿道をえぐるみたいにして、イイトコロをゴリゴリ潰してやると


「は、あ・・・」


くたりと佑真の身体から力が抜けてしまった。

あー、またトんだのか。


「起きろって」


それでも腰を動かしたまま乳首を指先でつまんで引っ張ると、意識がないはずの身体はぴくぴくと痙攣している。

まぁいいか。
このままヤってたらいつか起きるだろう。

気絶した恋人相手にもお構い無しで突っ込み続けるなんて、なんかレイプっぽくてそそる。

海斗なら分かってくれるだろう。



・・・あーあ。

佑真も俺なんかに捕まっちゃって。

可哀想に。


ぺろ、と乾いた唇を舐めた。




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




温かい。

ちゃぷちゃぷと揺れる水面。響く水音。

次に目を覚ました時。妙に明るい空間、張られた湯の中にいた。
・・・・気持ちいい、



「起きた?」


すぐ後ろで聞こえた千里さんの声が狭い一人暮らし用のバスルームに響く。
湯船の中、千里さんの腕の中にいるみたいだ。

あれ、俺、
あれからどうなったんだっけ

はっきりと覚えているのは、千里さんに三回イかされた所まで。
そのあとは記憶が曖昧だ。


力無く、千里さんにもたれ掛かる。
全身が気だるくてぎしぎしときしんだけれど、お湯の中だからまだマシなんだろう。

・・・・明日が怖い。


「ナカの、全部出したつもりなんだけど。違和感ない?」


千里さんの指が濡れた髪を撫でた。
あ、そんなことしてくれてたんだ。


こくりとうなずいて、あくびを1つ。

はあ、あったかくて気持ちい、



「寝てていーよ。ベッドまで運んだげる。」


頭のてっぺんにキスがふってくる。

髪を撫でていた指は、俺の指と絡んだ。
千里さんの指、好きだな。
綺麗で、長くて細くて、でもゴツゴツしてて俺よりも一回り大きい。


「・・・喉乾いた」


「ん、何がいい?」


「オレンジジュース」


千里さんは俺の指の感触をくにくにと確かめながら、買ってくる、と笑いながら言った。
無茶なセックスをしたあとの千里さんは、決まって凄く優しくて、俺をどろどろに甘やかす。

この時間が堪らなく好きだ。

いつもこれくらい優しければいいのにな。


だらんと足を伸ばして、千里さんに身体を預けた。



「次、春樹君と遊ぶ時は俺も呼べよ」


千里さんは世間話をするような調子で言う。
ああ、そう言えば原因はそれだったっけ。

信也、怒ってたな。
春樹は大丈夫だっただろうか。


「千里さんは、怒らないんですか?」


何の気なしに無しに聞いてみる。
千里さんはオシオキって言いつつも、怒ってる様子なんか全然無かった。
怒られなくてよかったと思う反面、仮にも付き合ってるんだから、少し位嫉妬してくれてもいいのに。なんて。
・・・いや、まぁホントに怒ったらどうなるか想像するだけで怖いけれど。

そんな自分勝手な俺に、千里さんは笑う。


「佑真、俺以外じゃ満足出来ないだろ?」


そして、さも当然のように言った。
どきりと心臓が跳ねる。


「・・・最終的に帰ってきてくれたらいいよ」


図星だった。
春樹とは抜きあっただけだけれど。
気持ちよかったけれど決定的に何かが足りなかった。
全部、千里さんに染められてしまった。
多分、この人以外じゃ、もう俺の身体は満足出来ない。

・・・じゃあ、千里さんは?


「俺も、お前を手放す気はないよ。」


千里さんは俺の考えを読んだみたいに、甘い甘い声で言った。
顔が熱くなった。
のぼせた訳じゃない。


「・・・そんな恥ずかしいコト、よく言えますね」


「・・・本気だって」



元遊び人の恋人は、もしかしたらこんな風に他でも言っていたのかもしれないけれど、

まぁいいや。


信じてみることにする。




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